2016 . 8 . 25

PRP注入で増幅すると、こんなに若返ります。

PRP療法は、目の下の下眼瞼の半月形の膨らみ=目袋の下の半円形の溝=頬瞼溝=別名クマ取りと、鼻の横から斜め下に流れる溝=鼻頬溝=別名ゴルゴ13ラインを埋めて若返るには、第一選択の治療と言えます。

症例は57歳、女性です。実はこれまで切らない眼瞼下垂=黒目整形=NILT法を受けているので目元は元気な印象なのに、目の下が年齢を感じさせてしまう症例です。

まずは画像をご覧下さい。

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上の画像は左が注入前、右が注入直後です。

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上の画像で左斜位で、クマを斜めから見て比較してみましょう。

注入前には目の下に半円形の溝があり、これが影となってクマに見えます。クマは調子の悪い人が疲れている時に見えるので、いつも疲れて見える=先が短く感じさせてしまいます。

ゴルゴラインはその名の通り、ゴルゴ13の劇画に描かれた線を模していいます。ゴルゴ13は怖い人ですから、印象を悪くします。

注入後にはどちらの溝も埋まって、明るくなっています。特に斜めから見ると色合いで影になっているところが消えたのがよく判ります。

PRP療法はこの部の充填には最適です。ヒアルロン酸では浅く入った時にブツブツを生じかねないのと、面を持った谷を埋めるには量を必要とする為、人工のヒアルロン酸では高額となり、その割に長持ちしません。

PRPとは自分の血液中に含有する成長因子蛋白を抽出して注入製剤にする方法です。採血ですから量が作れて、充填に足ります。体液も含有しますが、いつもの通り48時間で吸収され始め、その後創傷治癒機転と同様に組織が増加して充填された形が保たれます。しかもその作用は、濃度に依存しますから、我々の有用性が高い方法では年単位もちます。

昨年厚労省が報告制度を制定し、当院は認可されました。有用性が高く、有害作用の経歴もないからです。さらに高度の再生医療を皆さんも受けることをお薦めします。