2016 . 9 . 15

PRP療法の経過を提示します。解かり易いでしょ?

PRP療法は、目の下の下眼瞼の半月形の膨らみ=目袋の下の半円形の溝=頬瞼溝=別名クマ取りと、鼻の横から斜め下に流れる溝=鼻頬溝=別名ゴルゴ13ラインを埋めて若返るには、第一選択の治療と言えます。

症例は57歳、女性です。実はこれまで切らない眼瞼下垂=黒目整形=NILT法を受けているので目元は元気な印象なのに、目の下が年齢を感じさせてしまう症例です。

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上2図は術前で目の下=下眼瞼縁がバッグ状になり、その下に半円形の溝が見られます。

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PRP注入直後に溝は埋まります。

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1週間目で一回減った時期ですが、溝は術前よりは浅いです。5歳若返ったと言うかんじです。

PRP療法は、皆さんもうご存知でしょう。最近来院される方にご紹介すると「アーあれえ!」って知ってる人が増えました。大リーグの日本人スポーツ選手が利用して復帰して活躍しているのが、報道されているからかも知れません。その際必ず美容医療にも応用されていると付け加えられている様です。

でももう一度説明します。Platelet Rich Plasmaを略してPRPといいます。訳すと多血小板血漿です。血液中の赤血球を除いた血漿から、上澄みの血小板の多い所を貰い、それを患部に注射すると、創が治る際の反応が起きて組織が作られるのです。血小板は創が出来た際にやって来て血液を止める物質ですが、その後反応して創を修復する為に生体成分を動員する作用があります。これは成長因子という蛋白質ですが、血小板の中に貯まっています。

これを注入すると、主に毛細血管を増やすVEGF; Vascular Endothel Growth Facterや、材料を動員するPDGF; Platelet Derived Growth Facterや、表皮細胞の分裂促進するEGF; Epidermal Growth Facterや、コラーゲンを作るFGF; Fibroblast Growth Facter等多くの物質が注射部位に作用して身体の組織を増やします。

これらの生体内にある化学物質を血液中から患部に移行する訳ですが、この結果様々な効果を得られます。1、減量していた組織が復活する。2、表皮が重層し、張りが出る。3、表皮が新しくなり余計な角質が除去される。4、共にメラニン色素顆粒も除去される。5、血行が改善し、張りが出る。6、減量した脂肪細胞が復活する。まだまだ本当に沢山の効果があります。

臨床的な適応と効果、経過は追々説明します。もう一つ再生医療の認定制度についても書かなければなりません。その前に上の症例写真をご覧下さい。見事な結果と経過でしょ?。次回はさらに説明と画像提示を加えます。本当は年単位の長期経過もお示ししたいのですがずっと後になります。