2024 . 4 . 12

久し振りに富士山型口唇の修正術。やはり韓国は不親切です。それでは口周りのいつものセットですが、切除幅を調整して静脈麻酔下で施行します。

相変わらず、韓国で手術を受けた患者さんが来院されます。怖くないんですかね。だってえ〜、まず第一に言葉が通じないですよ。術前も術後も説明が理解できない訳です。通訳は居ても医学的専門用語は伝わらないし、医療側は一通りの内容しか説明する気がないのです。次に、安すぎませんか?。安売りは危ないと思いませんか?。しかもやはり、逆にトッピングも強制される場合がある様です。今や一人当たりのGDPで比べると日本と韓国は同レベルです。なのに安いのは怪しいに決まっているのです。あえて言えば確かに、日本は美容医療に対してまだ忌避観念がある為、誘引のために広告に費やしている国であるのに対して、韓国では国を挙げて美容医療を勧めているから、広告費に多額を費やすこともなく、ITやSNSを利用していると支出が少ないから、安く美容医療が出来るのだと考えられます。何にしても韓国に行って美容医療を受ける人が増えています。結果が思わしくない患者さんも相変わらず私に罹ります。もう一言、韓国は美容医療の先進国ではありません。なぜなら韓国はつい30年前まで独裁国でした。軍事国家では美容医療など滅相もないはずです。ちなみに日本では戦後から美容医療が勃興しました。欧米はもっと先進で20世紀初めから学術的論文が発行されています。

とは言え、我が国の美容医療の斯界も適性とは言えません。未だに医療をビジネスと捉える非形成外科医群が闊歩しています。彼らは、医師になって直ぐ又は他科から参入するので、体系的な美容医療の研修を受けられません。でも患者さんは広告に踊らされてクリニックを訪れたら、半ば無理強いされて治療を受けてしまい、結果が不良でも金で済ます、又はごまかすので患者さんは他の医療機関に行って、文句を言いながら改善することになります。私の下によくいらっしゃいます。前に何をやられたかで修正法を考慮しますから、場合に依っては患者さんに同意を得て、又は頼まれて前医に訊いてみます。私は長い経験で多くの医師が知り合いですから出来ることです。話は飛んで、日本国は国民皆保険制度で、美容外科医療だけは自費という制度です。だから自由料金で、売上の半分を広告費に費やしている様なクリニックが多く、結果的に料金が倍加しています。さらに日本国の医療法では、標榜科目つまり診療科目は自由に決められます。最近各科の専門医を広告出来る様になりました。美容外科はまだ制度に入っていないはずですが、HPに載せているクリニックがあります(当院もです)。これでは患者さんは選ぶ基準がありません。つまり美容医療に対しては不親切な日本の医療制度なのです。

またイントロが難しい話ばかりに終始してしました。言いたいことは、私に罹る患者さんは、美容医療に対して真摯な態度の私を信頼されて訪れるのではないかと想うことです。医師となり形成外科に入局したのは37年前で、6年間研修し、16年間在籍しました。当初から父の美容外科医院で美容外科を研修し、20年前から数年はいくつかの美容形成外科クリニックを主宰して、15年前からは当院に勤めてきました。ちなみに父は私に幼少時から美容の素養を仕込もうとしていました。いくつかのエピソードを載せたことがあります。だから64年前から美容医療に寄与しています。さらに私は、父に同道して日本美容外科学会には(二つとも)学生時代から参加していたという稀有な存在です。とにかく私は産まれながらにして、美容外科医となることを宿命とされて来ました。これからも生涯頑張りますから!、難しい症例もどうぞいらっしゃい!?。今回の症例も当然に、巧くいく様に、よく検討しながら、丁寧に、真摯に取り組みます。

症例は39歳女性。Poly Surgery,多手術症例です。昨年初めから来院され美容治療を受けていました。昨年末の私に罹りますが、いきなり「口周りをお願いします。ブログ視て来ました。」とよく解っている患者さんです。でも私は美容外科を診療する医師ですから、病歴聴取から入ります。

既往歴として、カルテをめくるも当院では手術歴はありません。それでは形態的に理解出来ないので他院での手術歴を訊くと、6年前に韓国で骨切り術を受けています。頬骨、頤、下顎骨のセットです。触れると判ります。鼻唇溝プロテーシス挿入も受けたが上方移動したそうで、これも触れると判ります。3年前に上口唇短縮術と口角挙上術を他院で受けたが切除不足で挙がっていませんし、富士山型赤唇縁となっていると訴えます。

私測り始めます。現在人中部の白唇の縦長は13㎜で、鼻翼基部下は18㎜もあります。内眼角間距離33㎜:鼻翼幅35㎜:口唇横径55㎜と黄金分割比率に近いので、横には拡大出来ません。

鼻翼下を5㎜挙げましょう。鼻柱下は傷跡の幅だけ=1㎜幅切除だけとしましょう。口角挙上は真上だとジョーカーになるので、垂直から25度倒した方向に5㎜挙上します。鼻唇溝プロテーシスは上方移動しているから露出しないでしょう。敢えて治すなら、口腔内から摘出して、鼻腔内から入れ直しすのが適切でしょうが、誰でも出来ることではなく、私でも時間が掛かるので後日に検討しましょう。

画像は各方向を経時的に視ましょう。正面像からで、近接画像で術中画像も視て下さい。

上に術前と術直後。手術直前の診察で念を押します。富士山型なのに、Cipidの弓がダランと緩いので、両側鼻柱基部下の赤唇縁の頂点を1.5㎜ずつ寄せて強調します。

術後2日目に診ました。腫脹はいつも私が教えて来た様に、48時間でピークでした。内出血は露呈してません。疼痛は軽度で容認出来るそうです。上左図は術後1週間で鼻翼間と口角を抜糸した後。患者さんは富士山が治って可愛くなったとお喜びでした。上右図は術後2週間での全抜糸後。まだ腫脹はピーク時に比べて30%は残るが可愛く出来ました。

上左図は術後1ヶ月です。計測すると後戻りはゼロです。上右図は術後3ヶ月で完成を観ました。

下からは近接画像で術中画像も観ましょう。

近接画像の術前とデザイン後。デザインはプランに従っていますが、書き足したので多重線です。

上左図の如く、まず口角部のデザインをトレースする様に浅く切開しています。続いて白唇の皮膚皮下脂肪を全層切除します。深部には口輪筋が露出しています。上右図は切除した皮膚皮下脂肪です。デザインの画の通りです。

術中画像はもう縫合時です。上左図は真皮縫合後です。この長さ、約4㎝に対して16針も掛けました。何と2.5㎜間隔ですが、この細かさが形成外科医の特殊技能です。真皮縫合(中縫い)後に、既に隙間なく寄っています。上左図は皮膚縫合後ですが、連続縫合です。真皮縫合後に微妙な段差がありますから、合わせていきました。

次に口角部に移ります。上左図はデザインの通りに、三角形に切除した口角の上の皮膚と皮下脂肪です。白唇内の口輪筋は露出させています。この後上下の赤唇縁を切開して白唇内と赤唇内の口輪筋を分けて剥離してから、引き上げて縫合します。上右図は縫合後です。ちょうど三角形に切除した皮膚の頂点に口角が移動しています。

こうして手術終了ですが、腫脹は増強します。切除物を並べました。

上左図は術後1週間です。両側鼻翼間と口角部は抜糸しました。引っ掻いて赤い線になっています。上右図は術後2週間で全抜糸した際の画像です。選手と比べて傷跡の色が薄くなりました。

上左図は術後1ヶ月で診ました。傷跡も目立たなくなって来ました。上右図は術後3ヶ月ですが、傷跡は見えません。形態には満足されています。

4方向も観て下さい。

上の列四葉は手術前です。富士山型の赤唇は何となく”へ”の字に見えます。

手術直後は腫脹でぶっくりします。赤唇まで腫れています。

上列は手術後1週間です。腫脹は引き始めています。確かに可愛い口元が造れました。

手術後2週間で全抜糸しました。リップメイクも施して、可愛く口元を魅せています。

術後1ヶ月です。口元の感じが素敵ですね。

術後3ヶ月で診ると、優しい顔立ちで笑顔を見せながら嬉しそうに帰りました。

当院では、厚生労働省より改定され施行された省令「医療機関ホームページガイドライン」に遵守しホームページに加筆を行っています。

施術のリスク・副作用について・麻酔薬にて、アレルギー反応を起こす場合があります。その場合は適切な処置を行います。・腫れは個人差がありますが、手術直後から少し腫れがあり、翌日がピークで徐々に引いていきます。目立つほどの大きな腫れは1~2週間程度です。・術後のむくみや細かな左右差の改善には、3ヶ月程度かかります。・内出血が起こった場合は完全にひくまでに2週間程度かかることがあります。・感染予防のため、抗生剤を内服していただきます。・抜糸までの間、鼻下を伸ばす表情はお控え下さい。・口唇部の違和感は、2~4週間程度かかります。・手術後2週間は、口を大きく開けることはお控え下さい。・手術直後は、つっぱりを感じることがありますが、2週間程度で改善していきます。・手術当日は、洗顔をお控え下さい。・手術後3日間は、飲酒・激しい運動・サウナ・入浴など、血流が良くなることはお控え下さい。・手術後1週間(抜糸まで)は、鼻孔部位のお化粧はお控え下さい。・ケロイド体質の方は傷跡が残りやすい場合があります。

費用の提示です。上口唇短縮術は28万円+消費税。口角挙上術は25万円+税。ブログ掲載の契約を受けてもらえたら、出演料として20%オフとなります。