私に罹る患者さんは、リピーターが多く、紹介も多いのです。過去には美容医療は、周囲の人たちに明かさないのが常道でした。恥ずかしいからでしょうか?、自費医療は贅沢だから、隠したいのでしょうか?。しかし昨今は、ある程度明かす人が増えました。宣伝広告が増えて、一般人に近しいことになったのが一つの理由ですが、従来から口コミがない代わりに広告は横行していました。近年は量的に増えただけです。もう一つはダウンタイムが少ない、または美容皮膚科的な非侵襲(切らない)性の治療を売り付けているからです。昔ある美容形成外科医が言いました。「外科医の最終目標は、手術をしなくても治療結果が得られる様にできる事です。」一般外科手術は内視鏡下が増えて、切開は最小限化しています。ですから確かに一理あります。ですが、形態的改良を非手術で完徹するのは不可能です。しかも機能的に永続的な改善を図る為には、手術が求められます。なぜ侵襲性の低い治療が喧伝されるかと言えば、要するに客集めが目的だと考えられます。雑誌等の内容のある広告やHPやSNS上の説明もカテゴリー分けして、非侵襲性治療にページを割いています。ただし治療効果と持続性は侵襲度に反比例するのは当然です。
ところで、私に罹る患者さんは昔からリピーターや紹介患者さんが多かったのです。父の銀座美容外科時代からです。何しろその頃は集団カウンセリングとか言って、何人かの患者さんと医師と看護婦が診察し、隣りでカウンセラーと相談をしていました。勢いお互いに警戒心が薄れますし、経過が観られますから判り易かったのです。ですから周囲にも明かして、友人等を連れてくる人も多かったし、面白いからまた来るリピーター患者さんも多かったのでした。流石に私はこの方策を真似ていませんが、フランクな関係性は踏襲していますから、リピーターが多いのでしょう。紹介ですが、やはり多くは親子や親類です。友人も少なからず紹介されます。広告資本を要しないので、こちらとしては有難いのですが、一部のクリニックでは、紹介割引など設定して誘引しています。やはり資本主義的論理が使われる訳です。なお紹介患者さんの多くは、親が子を連れてきます。例えば親に対してのリフト系、注射系の治療後に満足して、子供を連れてきて「二重にして下さい。」と頼まれます。このコンビは何十組もありました。逆は稀ですが、たまにあります。
ところで、IT上のHPやSNSは、視る側が選んでページを探すので、広告と見做されなかったのですが、最下段に書いた様に、8年前に厚労省が政令を制定して、ネット上も広告扱いとなりました。その結果、一般の広告と看板の同様に、載せる内容が制限されました。それまで嘘の内容や画像改竄を常用していたS.等のチェーン店系クリニックは、当たり障りのないTVCMを増やしました。でもまだ、ITのHPには医学的に間違った内容が沢山載っています。SNS上では逆に説明内容が無いか、または結果良好な症例だけ選んで載せたり、術後経過を端折って乗せて、誘引するページが横行しています。私のこのブログは、契約した症例を全て、細かく説明を書き加えて、3ヶ月以上術後経過を載せて、皆さんに理解してもらう様に、必ず私自身が編集して書いてきました。だからリピーターと紹介と「ブログ覧た。」患者さんが多いのです。
症例は65歳女性。娘さんが12年前に来院されました。眼瞼をはじめとした治療を施していました。11年前には本症例の患者さんも来院されて、眼瞼下垂について診察しています。古いカルテを転記します。〔二重まぶたでも皮膚弛緩。挙筋はLF, Levator Function 挙筋々力≒挙筋滑動距離13㎜と強くない。眼裂横径27㎜:内眼角間36㎜と蒙古襞は被さり拘縮は軽度。既存のラインで幅4㎜切除し、LTで挙筋を強化し、重瞼が緩んでいるから、しっかり再建。目頭切開も適応〕と予定していたが、なぜか見合わせた。その後注入療法は行いました。
今年に入って娘さんも久し振りに来院されて、経年変化に対して治療しました。その後本症例患者さんも久しぶりに来院されました。カルテを読むと”LF14㎜。ハードコンタクトレンズ装用歴10年。その後ソフトコンタクトレンズ装用を25年で、後天性後葉性眼瞼下垂が進行した模様。くぼみ目もその合併症と考えられる。加齢だけではない由。フェニレフリンテスト(挙筋力を一時的⦅約2時間⦆強化する点眼で、腱膜性⦅後天性⦆眼瞼下垂症であるかのシミュレーションと検査)で第一眼位(顔面正立で正面視)での開瞼が1.5㎜程度向上しますから、後天性後葉性眼瞼下垂で、LT法での手術適応であります。皮膚はそのままで良いし、重瞼も変えないで良いとの希望。患者さんは今回は切らないで希望します”と云われて、診察所見(カルテ内容)からNILT法で可能と告げたら、患者さん「実はスケヂュールが空いたから切らないで出来るなら早めにしたいのです。」と気が早く、当方は慌ててこちらの予定を見たら、たまたま大阪院への出張前に時間が空いていたので、翌日決行となりました。患者さんも喜んでいました。後で私が11年前のカルテの画像を見直すと、「前回と比べて重瞼は余り狭くなっていないし、瞼縁に前葉は被さっていない。ただし浅くなって何本かの線があります。1本に再建した方が良いと考えます。」と手術プランが立った。
画像は術前、術中、術直後の順に観ましょう。
近接画像では重瞼線が多数化。くぼみ目も生じている。後天性後葉性眼瞼下垂の合併症です。

既存の重瞼線(聴くと何十年か前に重瞼術埋没法で造った)で瞼縁から4.5㎜に重瞼線を設定し、両側を測って同じ幅で2点ずつマーキング。
二つずつの点を局所麻酔後に電気メスで点を穴開けしておきます。
眼瞼結膜側で眼瞼挙筋を縫縮して開瞼して診ます。仰臥位でもよく開いてます。上右図は座位で重力を架けて鏡でも観てもらいました。よく開いてます。
結んだ糸を結紮の直上で切って、孔に埋め込みます。だから埋没法と言います。ただし術直後は糸が掛かった重瞼点が強く引き上がってます。必ず後戻りして綺麗なカーブになります。
術後もう一度立位での画像を頂きました。パッチリクッキリです。
術後2週間で診せて下さいます。重瞼線のカーブが半円形になって魅せて下さるでしょう。次回の更新時をお楽しみに!。
とか言っていて、術後2週間で診ました。
両側眼瞼部遠近二葉。やはり右眼瞼の重瞼線は台形型です。
つまりNILT2点の重瞼点の前葉成分は挙がっていて、中央が繋がって挙がり切らなかった訳です。皮膚の強さの差でしょうか?。でしたら、中央に重瞼点を追加しましょうとなりました。近々MT1点を予定します。その際の画像も頂けます。
こうして、4日後に追加手術を施行しました。動きが早いのは私の優しさですが、患者さんはダウンタイムが大したことないならスケデュールをすぐ立てたい希望でしたからです。

その術前の両側眼瞼部開閉二像ですが、実はさらに、左外が落ちているのも気にされてました。閉瞼像で、重瞼線上に黒い点が、右中央と左外に描いてあります。
その目で見ると、右外は台形です。左外は丸い半円形のラインですが外がストンと落ちています。
デザイン部にMT法=重瞼のための埋没法を架けました。閉瞼像で診ても出血などのダウンタイムは観られません。
でも後戻りを見越してわずかに強めに結びます。腫脹もゼロではないので、右中央の引き込みは強め、左外の引き上げは強めではあります。
次回2週間後に後戻りが起きて、ごく軽いダウンタイムが過ぎたら、きれいな重瞼線が観られるでしょう。
当院では厚生労働省より2018年の改定され施行された「医療機関ホームページガイドライン」に遵守し、ブログを掲載しています。 医療法を遵守した情報を詳しくお知らせするために、症例写真・ブログに関しましても随時修正を行っていきます。
症例写真の条件を一定とし、効果だけでなく、料金・生じうるリスクや副作用も記載していきます。ブログにも表現や補足の説明を付け加えさせていただきます。
施術のリスク・副作用について:・麻酔薬にて、アレルギー反応を起こす場合があります。その場合は適切な処置を行います。・腫れは個人差がありますが、手術直後から少し腫れがあり、翌日がピークで徐々に引いていきます。目立つほどの大きな腫れは1~2週間程度です。・術後のむくみや細かな左右差の改善には、3ヶ月程度かかります。・内出血が起こった場合は完全にひくまでに2週間程度かかることがあります。・感染予防のため、抗生剤を内服していただきます。・手術直後は、つっぱりを感じることがありますが、2週間程度で改善していきます。・目頭の切開部位は、目やにがでる場所ですので、消毒にご来院下さい。・手術当日は、洗顔をお控え下さい。・手術後3日間は、飲酒・激しい運動・サウナ・入浴など、血流が良くなることはお控え下さい。・手術後1週間(抜糸まで)は、切開部位のお化粧はお控え下さい。・ケロイド体質の方は傷跡が残りやすい場合があります。
費用の説明も加えます。NILT法は消費税込みで両側で22万円。ブログ掲載の契約を受けてもらえたら、出演料として20%オフとなります。
追加の重瞼術埋没法は、本来NILT3,またはNILT2+MT1法の料金ですが、今回の様に早い時期に追加する際はMT1法3万円+税の半額でさせてもらいます。





























