カテゴリー別アーカイブ: 皮弁

2016 . 3 . 10

当院の眼頭切開術はすべての日本人に適応します。形態改善の目的はちょうどいい。

今回の症例は、23歳、女性。二重瞼で、挙筋筋力もLF13mmと充分ですが、37/24末広型の二重瞼のラインを平行型にしたいとの希望で、来院されました。先週に引き続き経過画像を提示します。 上左画像が術前、上右画像が術直後でした。 1週間経ち、抜糸しました。 ま田茂や、目を細めた瞬間に撮影してしましました。診察時に御対面しながらお話をしている際には、パチっと目を開いていて症例患者さん本人も「目が開きやすくなったし、大きくなった気がする。」と満足されていたのにです。 目頭切開は、蒙古襞という異常形態を取り除くだけでなく、開瞼を阻害している蒙古襞の拘縮を解除する事により、開瞼を良好化する手術です。その理論から、Z−形成術を利用した当院の目頭切開手術は最適と考えられて
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2016 . 1 . 28

口周りの手術:口角挙上術と鼻唇角下制術の術後経過と創跡の評価

先月施行した口角挙上術と鼻唇角プロテーシスの組み合わせによる口唇(白唇)短縮術の効果と創跡の状態を見ていきましょう。皆さんも評価して下さい。 もう一度下の4枚の画像を見比べて下さい。上左が術前、上右が術直前のデザイン、下左が術直後、下右が術後1週間で抜糸した直後です。 結果は一目瞭然。いい感じが作れています。術前は鼻の下(白唇部)が間延びした感じ。術後はしまった感じ。キリッとして綺麗な口元です。 もう一度簡単に説明します。鼻唇角とは、鼻柱が白唇部に立つ角度、鼻唇基部とも言います。正確には基部は人中陵と交わる点で、角は側面から見た角度です。角度は90度が望ましく、鈍角(90度以下)だと鼻が上向いている。鋭角(90度以上)だと喰い込んでいる鼻に見えます。近年栄養状態の向
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2016 . 1 . 6

口周りの手術:口角挙上術と鼻唇角下制術の術後経過と説明。

前回提示した口角挙上術と鼻唇角プロテーシスの組み合わせによる口唇(白唇)短縮術の効果を見ていきましょう。年末年始が多忙だった為に1週間目の経過画像が遅れてしまいました。申し訳ございません。なんだかなあ!電車が遅れたときの言い訳の放送みたいですね、お許しください。                        抜糸直後で血液がちょっと付着しています。 何はともあれ、上の4枚の画像を見比べて下さい。上左が術前、上右が術直前のデザイン後、下左が術直後、下右が術後1週間で抜糸した直後です。 一目見て、感じが作れています。術前は鼻の下(白唇部)が間延びした感じ。術後はしまった感じ。キリッとして綺麗な口元です。鼻の下の目に付くポイントは、鼻唇角と口角にあり!。その意味ではよく判る症例で
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2015 . 12 . 25

ほくろ=母斑を取るのでも、形成外科・美容外科の技術は特殊です。真皮縫合と皮弁形成術Ⅲ:経過を見れば納得!

4ヶ月前に大きなほくろを切除し、皮弁形成術で再建した患者さんが終了診察に来院してもらえましたので、提示します。 上左図の如く、長径12㎜で口の横なので、縫縮すると変形を来す可能性がるため、広報の余裕がある部位からの皮弁形成術で被覆し、変形を回避しました。上右図がデザインです。 上左図が1週間後の抜糸時です。一部抜糸時に出血しています。上右図がその1週間後です。まだ糸の跡が見られます。画像では解りませんが、縫合創跡は硬く触れます。真皮縫合の影響です。 今回4ヶ月で写真を撮らせて頂きました。 ご覧の通り、縫合創跡は赤く見えます。聴くと「時によります。」と優しく患者さんは言ってくださいました。私も合わせて「日によるでしょう。時にもよるのでしょう。血行の影響で
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2015 . 11 . 11

子供っぽい目元を大人っぽい眼に。黒目整形=眼瞼下垂手術埋没法と、目頭切開Z-形成術法=蒙古襞の拘縮解除術:3か月で完成としましょう。

ご覧の様に、目の窓の横幅が小さい。眉毛を挙げてしまう。目力が弱い。目元が子供っぽい症例。今回3ヶ月の経過を提示したいと思います。 症例は20歳、女性。生来の一重まぶたで、挙筋筋力(滑動距離)は13㎜と正常下限ですが、開眼時に常時前頭筋は収縮しています(眉毛を挙げています)。もちろん、一重まぶたによる皮膚性眼瞼下垂があるからです。それに、眼裂横径が25㎜、内眼角間距離が36㎜と眼裂狭小傾向です。傾向というのは、数字的には正常範囲だからです。間が36㎜は標準偏差内ですが、顔が小さい(体格も)ので、それとの比率としては、離れて見えます。つまり小顔、開きが弱い、横幅が小さい、その結果眉毛を挙げている。これらの症状が揃っているため、形態的に子供っぽく感じられ、社会機能的に損失を来していると考えら
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