近年流行り始めた口周りの手術です。私は5年前に始めました。その患者さんはお悦びでした。たまに来院しています。次が銀座美容外科医院時代から20年来診て来た患者さんで、たまに来院されます。約4年前から患者さんが増えました。それは美容外科医療界でSNSが多用され始めた頃からです。ある患者さんが大喜びで載せたら、SNS上で繫がった患者さんが殺到しました。
最近他院でも、増え始めたところがある様です。美容外科医療では、広告に釣られて診療に到る患者さんが多く、何とかミクスの御陰で、見よう見まねのクリニックが雨後の筍の様に増えているからでしょう。でもその内容はまずい事になっています。一つは術前の診察技術が稚拙で、患者さんに合っていないデザインでの手術結果が見られます。もう一つ、手術の技術は医師により
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カテゴリー別アーカイブ: 形成外科
美容医療の神髄-歴史秘話第112話-”口頭伝承”:美容整形屋と美容形成外科医”その87”「美容外科医は辛いよ!」
歴史に戻る前に前回書いたように現代と、前回のバブルについて書いてみましょう。ちなみにバブルは世界で定期的に起きますが、前回のバブルは日本に置いて最悪でした。しかもその後のバブル(リーマンショックなど)に対しては各国がすぐ手を打ったので収束しました。これも景気の話題ですから、美容医療の斯界における歴史においては大きなターニングポイントです。
今や前回のバブルを知っている人は引退しているか鬼籍に入っています。私の父も同様です。 今回のなんとかミクスは原則的に、金を刷る事と、円安にして輸出業の企業を儲けさせる事と輸入品の価格を上げて物価上昇のように見せる事です。他の”何本の矢?”とか称する成長戦略なんかはこれまでの政策の焼き直しに過ぎません。
今回のなんとかミクスがバブルか否かは収拾方
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人中部中心の白唇短縮術で人中とCupidの弓と口唇結節を造りましょう。定番の口角挙上術は進化して綺麗。
これまでに幾つかの美容外科手術を受けている。現在最大のチェーン店で鼻プロテーシスを入れたり抜いたり。眼瞼も切開時に目頭を三日月型切除をされて形がよく無い。もう一方のチェーン店で鼻翼外側切除を受けたら、傷跡が凹凸。鼻尖は縮小術だけ再施行。これらの問題は眼瞼以外は画像で見えます。眼瞼は蒙古襞が突っ張っていてZ−形成術の適応です。
このところ同様の症例が増えました。昨今何とかミクスのお陰様で、国家的に経済効果が高揚しているように思わされていて、美容医療が賑わっています。決して美容医療に対する忌避観念が払拭されたわけではありません。なぜなら未だに宣伝広告を見て来院する患者さんが大多数だからです。私はこのブログを症例紹介としていますが、学術的に診察から手術法、手術経過を供覧して、皆さんに教育的配
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美容医療の神髄-歴史秘話第111話-”口頭伝承”:美容整形屋と美容形成外科医”その86”「地方都市29:美容外科医は辛いよ!」
歴史を書いて来たのですが、まだまだ、15年以上前です。前回半年振りに歴史編を再開しました。でも疲れたので、現代に話題を戻しています。
前回書きましたが、歴史を知り現在の知性を膨らませないと、また間違いを犯します。勉強もその一つで、幼少時の勉強が足りないと、その後知性を高めようにも、本も読めません。例えば小学生の理科の実験で、光線エネルギーが熱エネルギーに変換されるのを今でもLASERの説明に使います。因みにLASERを英語でフルタームで言えばその意味は判ります。中学生で習う単語です。下段に説明します。中学生で習うユークリッド幾何学の三角関数は、形成外科の基本手技であるZ−形成術のデザインに欠かせません。
かくいう私も、大学医学部で医学を習う際にもっと勉強しておけば、理解が深く出来
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適応なら鼻唇角プロテーシスは人中部白唇短縮術の際に同時に。その後口角挙上術。眼瞼も。
私は口周りの手術の専門家と思われている様です。違いますってばあ〜!。只の、ベテランの美容形成外科医です。でもそのカテゴリーを名乗れる医師は日本に百名は居ないと思います。
どの様な意味かと言えば、私は30年以上前に医師となって直ぐに大学病院の形成外科に入局しました。同時に父の銀座美容外科も手伝いました。先ずこの様な経歴の人は数少ないと思います。その後大学病院から派遣されて一般病院で形成外科を診療し、医療を詳しく勉強して、学会から専門医に認定されます。ただし大学病院形成外科では美容外科診療の機会が少ないので、大学病院では私が美容外科の教育担当として診療もします。
北里大学病院の形成外科に在籍した15年間で形成外科診療と知識の吸収、美容外科診療法と手術の経験を積み重ねて日本美容外科学会
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