カテゴリー別アーカイブ: 口角挙上術

2022 . 4 . 18

年月を経ての上白唇短縮術の2回目が続々希望されています。ブログに多数載っているし、一回良くなるとさらに求めます。

外科系の医師は複数回手術をポリサージェリー,Poly surgery と言います。いろいろな部位を次々にする場合。一回目手術で上手く行かなかったから、直ぐ二回目をして治そうとする場合。更に上手く行かなくてもう一回と、どつぼに嵌る事もあり得ます。 いくつかのデメリットがあります。先ず創跡の瘢痕が成熟していない3か月以内の手術は、切りにくいし、創傷治癒過程も不良の可能性があります。ですから二回目の手術は必要性に依ります。麻酔は、局麻なら数時間で回復しますが、全身麻酔は回復に数日を要します。内臓への影響です。もちろん費用や手術スケジュールの負担も重なります。何れにしてもポリサージェリーは医療資源を消費するので、患者さんの利益とリスクのバランスに依存します。 そう考てみれば、年単位(4半
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2022 . 2 . 2

やはり2回目の白唇短縮術後には2回目の口角挙上術をしたくなります。

人中とは、読んで字の如く、人の真ん中です。と言っても顔の中心で、口と鼻を結ぶ溝と2本の稜線です。ですから、人中短縮術という手術はあり得ません。人中だけを切除して短縮したら、富士山型の赤唇縁になります。まともな美容形成外科はしませんが、美容整形屋は学術的素養を持たないでビジネスに注心しているから、富士山型の唇をよく見かけます。 さらに言うと、鼻の下は唇です。赤い唇を赤唇、その上の皮膚の肌色の部分は白唇です。日本人だけが知らない言葉です。何故その点が大事かというと、赤唇の形態は白唇の形態に依存しているからで、対称性や歯牙の咬合面との位置関係も白唇が決定するからです。だって上赤唇は上白唇に吊られている訳ですから。もう一度書きます。鼻の下切除術は人中短縮術ではなく、人中を中心とした上白唇短縮術
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2022 . 1 . 28

さすがに最近、自粛生活が明けてから減った口周りの手術。マスク生活ならまだ出来ます。

標題は矛盾しているかも知れません。もう約2年近くになりますが、昨年の3月以来自粛生活が繰り返されてきました。多くの職域が縮小され、一部はテレワークも奨励されました。付随して対面時にはマスク着用が奨励されました。私ともは医療機関ですから診療を続けましたが、日常的に出掛けにくい風潮ですから、さすがに来院患者さんは減りました。 ところでブログを見直してみたら、私は口周りの手術を5年以上前から行ってきました。主に人中だけでは無い上白唇(鼻の下は白唇,はくしんと読む)短縮術と口角挙上(実際は口角移動)術を併施してきました。本邦で最多の症例数だったと考えられ、昨年学会で統括的発表もしました。この手術ではブログ掲示する所謂モニター症例が多い為、学会提示も容易で最多でした。ところが昨年4月から、相次ぐ
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2021 . 12 . 20

術者の私よりも二歳年上でも可愛い女性。口元をもっと色っぽくしたいのは理解出来ます。

「目は口程にものを言う。」と云われる通り、人は目を見て相対します。でも言葉の通り、口元は話す、食べる際に動きます。やはりものを言うのは口ですから、口元にも視線がいきます。ですから表情時には、口元の動きがその個体の内面性(精神性または性格)も表出します。可愛らしさも意地悪っぽさも、相対して会話中に動きを見て感じるのです。口元の形態は加齢で変わります。白唇が伸びて赤唇が薄くなり形も貧弱になる。口角は下がります。 この1年以上は口元を隠す事が求められていますが、自分では鏡で、近しい人は時に視る訳ですから、修復するなら今がチャンスです。更に口は擬態です。口唇を医学用語でLabiaと言いますが、下もLabiaと言いますよね。似てますから?!。人間は直立動物ですから、顔面を見合ってアピールするので
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2021 . 12 . 10

今回は2回目の口角挙上術。デザインに工夫を加えて満足な結果を。

口周りの手術は経過が長いです。少なくとも3ヶ月、出来れば半年から1年診ていきたいのです。 上白唇短縮術(人中だけだはありません)の後戻りは、創の縫合の質に依存します。真皮縫合が終わった時点で隙間がなければ、術後3ヶ月以上経ても傷痕の幅が拡がらないのなら、後戻りはしない筈です。実際私は精魂を込めて、時間を掛けて、真皮縫合してきましたから、一番長い症例は10年経っても後戻りしていません。ただし伸びた人は居ます。 対して口角挙上術後は後戻りが皆無ではありません。何故なら、強固な真皮縫合ができないからです。口唇は赤い赤唇だけではありません。上下の皮膚も白唇と称します。口角挙上術時に、赤唇と白唇を縫合することになりますが、白唇には真皮があっても、赤唇には真皮は存在しません。従って中縫いは真
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