直りました。約1ヶ月前に行った。切らない眼瞼下垂手術NILT法とZ形成よる目頭切開手術の症例の1ヶ月後を提示すると共に、何故目頭切開が、目を大きくさせるのか、もう一度Z形成術法に付きシミュレーション画像を加えながら、説明します。
この画像は、前回「切らない手術と切る手術。」の回にも提示しました。この症例では、目頭切開と、切らない眼瞼下垂手術NILT法を施行しているのですが、ご覧ととおり、目が大きくなっています。二重は控えめの幅にしましたから、奥二重のままです。しかも挙筋を強化したと同時に目頭切開をしたために、開瞼がよくなり、二重の幅は広くなっていません。
何度か説明したように、眼の大きさは、二重の広さとは相関しません。開瞼は挙筋の強さと、開瞼に対する抵抗力のバランスです。
▼続きを読む
カテゴリー別アーカイブ: 眼瞼下垂
まぶたの機能と美容医療Ⅹ 眼頭切開3 -症例供覧ー これは可愛い! 1ヶ月後
画像が壊れたため、ただいま工事中となりました。一両日中には...。
▼続きを読む
▼続きを読む
まぶたの機能と美容医療Ⅹ 重瞼術
これまで、まぶたの機能と美容について多方向の視点から、述べてきました。今回集大成として、重瞼術等に対する、私なりの正しいと考える点を述べたいと思います。
私の医学博士研究のテーマは「二重瞼と一重瞼の構造差」です。内容をもう一度説明します。目を開ける上眼瞼挙筋は、挙筋腱膜とミューラー筋に分かれて瞼の縁の瞼板に付いています。つまり挙筋は、まぶたの縁を挙げる構造になっています。挙筋腱膜の途中から前方に向かってコラーゲン線維の束が枝分かれしていて、皮膚またはそのすぐ深層の眼輪筋(目を閉じる筋)に付着していて、開瞼力が皮膚にも働いて、皮膚が持ち上げるような構造になっているのが、二重瞼。この構造が欠損していて、開瞼しても皮膚が置き去りになってしまうのが一重瞼。これが、本態です。この構造の差異を電子
▼続きを読む
▼続きを読む
まぶたの機能と美容医療Ⅷ 眼頭切開 -蒙古襞(もうこひだ)について-
モーコひだって何?。まぶたの機能と美容Ⅰで記しました。一重まぶたに付随する構造です。といっても覚えていないでしょう。ではもう一度。ところで、【まぶたの機能と美容】のテーマですが、機能には関係ないんじゃなねぇ⤴?と、思われるかもしれませんが、大ありなんです。これから説明します。
一重瞼の遺伝子は、約2万円前に北方アジアでの突然変異の結果生じて、現在まで北東アジアではその遺伝子の存在が継続していることは、今まで述べてきました。北東アジアってどこ?、今でいうモンゴルです。中国の北漢字を漢字で蒙古と書きます。そして日本人は、南アジア出身の、古いアジア(モンゴロイド)系と、北東アジア出身の新アジア(モンゴロイド)系が混血していると考えられています。遺伝子も混合しています。ところで、蒙古斑というの
▼続きを読む
▼続きを読む
まぶたの機能と美容医療Ⅶ 眼瞼下垂その5 -診断:自己診断をしましょう-
これまで、眼瞼下垂症診療の歴史、症状、分類、原因等について述べ、治療法について分類してきました。
それぞれに機能と形態が違う患者さんにとっては、自分はどのような程度の機能なのか、形態的にどうしたいかが違うわけです。その前にもう一度、まず医療の発展に伴う目的の段階を述べます。第一次:生命維持・第二次:機能保持・第三次:形態良好化。形成外科医療は保険診療で第二次の目的ですが、第三次目的も加味して差し上げます。眼瞼下垂症はまぶたという目立つ部位なので、その最たるものですから、機能と形態、そして治療の経過のバランスが重視されます。そして、その限りにおいては、性格、人格や人間関係を含めた社会性も、重視されるわけです。
こう考えてみると、治療の適応は、人それぞれによって違います。診断とは、治
▼続きを読む
▼続きを読む