カテゴリー別アーカイブ: 口角挙上術

2019 . 3 . 6

やや面長の優しい雰囲気の女性ですが、下顔面の長さが目立つなら口周りから!。

何故かこのところ下顔面が長い症例が増えました。私が毎回計測値を書いているため、適応なのかを診察に来るのでしょう。考え方としては、顔面の縦を上中下に分けて考え、下顔面の中で上下口唇の比率を計測します。顔面の横は顔の幅を、頬骨弓最大幅と下顎角(いわゆるエラ)の幅で見た上で、部品の幅を眼裂横径と眼球の位置、内眼角間と計り、鼻翼幅口唇幅との比率を見ます。ちなみに前後関係は鼻頤口唇のE-ラインが主体で、他にも前への丸みは顔の幅や長さを打ち消します。こうして計測して比率を診て、どこをどう治せば理想的かを議論します。 この見方は美容外科の基本です。私は医師と成った後に直ぐに美容外科クリニックに就職することも可能だったのですが、父の助言も加味し、出身大学の北里の形成外科・美容外科に入局しました。今とな
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2019 . 3 . 5

モッコリした白唇は短縮の適応ですが、下がった口角に対する挙上術から。

症例は29歳女性。白唇長17㎜だが上歯槽が前突でモッコリした白唇。そのために赤唇も中央が突なのに対して口角が下がっている。鼻と頤はあるので口唇はE-ライン状にありモッコリ感の原因は歯槽の前突が原因である。 本症例の様な口唇、上下赤唇と白唇その上下の鼻と頤の配置に対しては、やはり白唇短縮術が適応である。口角は既に下がっているので挙上術は必須と言えます。 通常は白唇短縮術と口角挙上術併施した方が、ダウンタイムを一期間で済ませる事が出来るからお奨めしますが、本症例の患者さんは怖がりです。じゃあやんなきゃいいのにとも言えないし、別々のスケジュールで行なう希望を汲みました。 この数年私の口周りの手術は日本中(外国在住の人もしました。)で評判を得ていて、北は北海道から南は九州までの患者
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2019 . 2 . 27

やはり口周りの手術は最終兵器。

細かい事は書きませんが、顔面のいくつかの点を改善して来た患者さんです。その結果顔立ちがキリッとして綺麗です。所謂目鼻立ちも元々はっきりしています。そうですと、残りは口元のバランスをさらに最適化したくなるのでしょう。私がいつもブログで細かい計測値や比率を提唱していますから、患者さんは理解して来院されました。今回術後3ヶ月でまとめて掲載し直します。 先ず診察しました。症例は28歳、女性。人中部白唇長17㎜。上顔面57㎜:中顔面59㎜:下顔面61㎜と比率的に下顔面がそんなに長くはない。ただし上口唇(鼻柱基部〜赤唇)25㎜:下口唇〜頤36㎜と黄金比率の5:8よりも上が3㎜長い。従って上口唇短縮4㎜切除を適応出来る。赤唇はカールしているが白唇は直線的なので外反(C−カール)が欲しい。人中は浅くC
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2019 . 2 . 27

満を辞して口周りの手術。もともと定番の人中部白唇短縮術と口角挙上術

一目見て長い症例です。初診は昨年秋で授乳中でしたが、診察だけしました。 症例は39歳女性。人中部白唇長(鼻柱基部~Cupid's bow赤唇縁の弓型の底)21mm。十数年前に他院で眼瞼切開。目頭の蒙古襞は拘縮し、眼裂横径25mm:内眼角間37mm:角膜中心間64mmと数字的に離れていて、吊り目になっているため治すべきだとサジェストした。白唇は15mmを目標に6mm切除を希望。E-ラインは下口唇が5mm前方。上口唇はE-ライン上だが薄くなった。赤唇はバランスが取れている。外反は軽度希望。人中と弓は明瞭で結節もある。顔面部品横サイズが内眼角間37:鼻翼幅38mm:口唇幅47mmで口角は40度6mm挙上が適切とプランを立てた。 本年に入って断乳出来たため再診。目頭は後日とし34mmを目標にす
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2019 . 2 . 5

口周りのいつもの手術。順調な経過!。E-ラインプラスでも効果は

一目で適応症例です。モコットした白唇の部分を切除するとすっきりします。E-ラインがプラスで口が出ている症例は切除で効果が得られるということが良く判ります。今回術後3か月を経ましたが、傷痕の若干の問題点に対して今後も診ていくことになるので、コピペして新しい板を作ります 症例は37歳、女性。これまでに頤プロテーシスを入れている。結果的にまだE-ラインは+5mm。白唇長25mm。歯槽骨が突で上白唇が内反している。上顔面(生え際~眉下)60mm:中顔面(眉下~鼻下)65mm:下顔面(鼻下~頤尖)70mmと下顔面が長く、その中で上白唇+赤唇長30mm:下赤唇~頤尖40mmで黄金分割比の5:8を当てると上が5mm長い。ひと目で上白唇切除の適応です。口が出ているのも目立たなく出来ます。外反=C-カー
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