お勉強シリーズも、6回目になりましたが、遂に、Full Text;全文を手に入れられる事になりました。当院に美容外科研修(バイト)に来られている大学病院の形成外科医の方にお願いして、大学図書館から取り寄せられる事になりました。
そう言えば、私も北里大学医学部形成外科を12年前に退職する際に図書館の利用権のIDを貰っていたんだ。どこに行ってしまったのでしょう。もう無くなってしまいました。
今や、インターネットで図書館の所蔵論文を見つける事は容易です。これまで載せて来た抄録はUSA のNIH, National Institute of Health 訳すと国家健康研究所とでも言いますか?がインターネット上に提供しているPubmed というオンライン図書館検索システムから取って来たも
▼続きを読む
黒目をもっと出したい!まぶたのカーブを綺麗に!の2週間後
先々週の症例;黒目整形=切らない眼瞼下垂手術;NILT法とZ−形成法による目頭(蒙古襞)拘縮解除術=当院の目頭切開手術の2週間後の経過です。
まず術前
術直後
一週間後
そして、2週間後の第一眼位と第二眼位(上方視)
2週間の経過を見て来たら、徐々に和らいでいます。術前の開瞼の弱さでは、精気がなく眠そうな雰囲気がします。3回目なので、気合いを入れてもらうように頼まれました。また、目頭部の蒙古襞の被さりと突っ張りが、開瞼を阻害しているのは明らかですから、これを同時に改良すれば、より強い開瞼が得られるとの期待がありました。
結果として、気合いを入れすぎたため、術直後は睨んでいる様な開瞼が得られ過ぎ、目頭も尖った感じの開きになっていま
▼続きを読む
▼続きを読む
美容医療の神髄17-歴史的経緯第17話- ”口頭伝承話”その17
私が北里大学医学部を卒業する頃には、美容医療の世界には形成外科系の美容外科と美容整形系の美容外科の二つの団体が厳然と存在し、さらに開業医とチェーン店系の対立の構図がありました。
そんな中で私は、将来美容外科医を継いでいきたいと思いました。何故かというと、どう見ても面白そうだったからです。私にとっては美容外科は目新しい医療分野ではありません。直かに接していましたから、逆に診療を見ていて、これは楽しそうだと感じた訳です。かといって単なる興味本位ではありません。私の生涯一美容外科医としての人生選択ですから。
そこで、どのような道筋で美容外科医になるべきか迷い、父と相談し、いくつかの意見も聞きましたそもそも私が昭和55年に大学に入る年に、美容外科が標榜されたばかりだったのですが、その際既
▼続きを読む
▼続きを読む
お勉強に励んでいます。−医者は一生勉強です。−Ⅴ
最近続けている論文の参照。私達が科学的な正統性を持って美容医療を行っているとの証明をお見せしてきました。
ところで4回目までPubmedというUSAの(つまり科学の世界では国際的な)図書館からCitation(引用のための見出し)と抄録(抜き書きと言うか要点)を載せて説明してきましたが、今回図書館で論文の全文を手に入れることができることになりました。注文しようと思っていましたが、その到着に時間がかかるため、全文は次回以降として、再開します。
Arch Ophthalmol. 1977 Aug;95(8):1437-41.
The levator aponeurosis. Attachments and their clinical significance.
Anderson R
▼続きを読む
▼続きを読む
黒目をもっと出したい!まぶたのカーブを綺麗に!の1週間後
先週の症例;黒目整形=切らない眼瞼下垂手術;NILT法とZ−形成法による目頭(蒙古襞)拘縮解除術=当院の目頭切開手術の1週間後の経過です。
術前
術直後
術後1週間
上に3枚の画像を並べて見てみます。
術前の開きが良くないまぶたの原因が、蒙古襞の突っ張りのためであることが判ります。
術直後は、目頭が開きすぎて鋭角になってしまっています。これは襞を縦方向の突っ張りからの横方向へ方向転換したためです。そのため開瞼は明らかに強化され、強過ぎます。麻酔の影響で動きが変なのもあります。
1週間で抜糸したら、かなりいい形になっています。残念ながら一部に内出血したのがまだ見えます。もう1週間で引くでしょう。
術直後と1週間後の違いは
▼続きを読む
▼続きを読む