2015 . 8 . 7

美容医療の神髄19-歴史的経緯第19話- ”口頭伝承話”その19

そろそろ北里大学医学部を卒業する時期、昭和61年頃の事ですが、昭和51年の形成外科標榜認可と、昭和53年の美容外科標榜認可から10年近くを経ていました。 当初から、美容整形側JSASと形成外科側JSAPSが対立構造でした。広告宣伝戦略とチェーン店展開方式のJSAS側に対して、その広告の違法性と美容医療の指針作りで対抗するJSAPS側の論理はかみ合う訳がありませんでした。 しかしここで、もう一つの対立軸が発生してきました。開業医とチェーン店の姿勢の違いからの対立です。 元来美容医療は、顔を始めとした元の形が一人一人違うのですから、求める理想形は一つだとしても、改良法は人それぞれな筈です。社会的(=経済的や時間的)制約からしても、方法論は人それぞれでな筈です。ですから、一人一人
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2015 . 8 . 7

鼻翼(こばな)縮小術は、ちゃんと定着します。

何はともあれ見て下さい。3年の経過で数字的に定着しています。下図が3年前の術前術後 左図は現在で術後3年です。 鼻翼(=こばな)の幅を最大幅で計っています。術前が40㎜でした。術直後に34㎜まで引き締めました。1週間後には37㎜まで戻りました。1年後に再度33㎜まで引き締めました。2週間で35㎜まで戻りました。内眼角間(目頭の間の)距離33㎜に近づきました。 そして今回計測すると、35㎜で定着しているではありませんか!。さすがに手術の効果は定着したと考えられますよね。患者さんにとっては二度手間になったのですが、糸2本が相互に作用して、保てる様になったのです。実はこの症例の後も、この数字的経過をご紹介すると、この手術を何人もが受けられました。計測により実証させて頂いた本症例の
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2015 . 8 . 7

眼瞼形成術の切開法は、美容形成外科専門医で受けましょう!

切開法はチェーン店系の美容整形屋の不得意分野です。何故ならビジネスにならないからです。その点に着いてはこれから説明します。 症例;30歳女性 ソフトコンタクトレンズ装用歴7年 眼裂横径27㎜/内眼角間距離35㎜と小さい方ではない。挙筋筋力は14㎜と正常。 今回の症例患者さんは医療関係者で、手術をよく見るが、いい結果と持続性を求めて、切開法を希望されて来院されました。1週間は休めるのでダウンタイムは困らないそうです。フェニレフリンテストでよく開く=腱膜性の眼瞼下垂がある。その上でシミュレーションして重瞼線は7㎜に設定しました。上右図の様に前頭筋を収縮する(眉毛を挙げて開瞼を補助している)ため、皮膚眼輪筋を3.5㎜切除する事になりました。 上図の術直前と術直後では参考に
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2015 . 8 . 6

目の力をアップしながら、二重固定。つまり切らない眼瞼下垂手術。これが、黒目整形:NILT法

今週は、眼瞼の手術の画像提示許可さんが続いています。 症例;21歳女性 眼裂横径25㎜/内眼角間距離36㎜ 重瞼はこれまでに埋没法を受けているが、弱って来ているし、狭いのがつまらないとの事。これまでのラインより1.5㎜挙げる希望。 こうなると単なる埋没法=当院ではMT法や、スクエアー法を使い分けていますが、それだけではまた取れますよね。広い重瞼設定では、持ち上げる量が増えるので、負け易いのです。 埋没法とは、糸で眼瞼の裏側と表を繋ぐ事で、開瞼時の挙上力を皮膚に伝える手術です。二重まぶたと一重まぶたは構造が違うので、一重まぶたや狭い二重まぶたを適切な二重まぶたに、構造改革する手術です。筋力の伝達を行うには糸で充分です。半永久的に糸はあります。 しかし、皮膚側が弱いのです
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2015 . 8 . 6

黒目整形だけでもアーモンドアイの3か月後

3ヶ月前に黒目整形=切らない眼瞼下垂手術=NILT法を受けた症例の患者さんが来院されました。まずは画像をご覧ください。 術直前 術直後 術後1週間 そして現在術後3ヶ月です。 患者さんの弁によると、「周りには気付かれなかったけど、『なんか、はっきりしたね!』とか言われたし、写真見ると自分でも良く判る。」との事。「ブログに載せてもらった写真で比べたらよーく判るの。」とも言ってもらえました。 「ブログ見てくれているのですか?、有り難うございます。」私は礼をいい筒。「とにかくキラキラして可愛いですね。」と褒めておきました。「アッそれじゃあ自画自賛というものか。」と添えたら、「上手に出来ましたね。」と褒められました。なんだか面映い会話に終始して、「とにかく長持ちす
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