2022 . 5 . 15

眼瞼形成術を受けたかった女子。時間が出来て、周囲の理解も得られて、タイミング良く出来て、結果が見えてきてお喜びです。

何故か眼瞼痙攣状態の患者さんが来院します。誰かがどこかに広告宣伝したのでしょうか?。私達でなく他の美容形成外科医?。眼科医?。眼瞼痙攣は眼瞼下垂の随伴症状だという知見が認知されて来たのでしょうか?。ちなみに眼瞼下垂症の診療は真面目な形成外科医、または美容形成外科医が担当するべき分野です。 本症例の患者さんは、眼瞼痙攣とは診断出来ません。ですが、眼瞼を開く力はあるも、開く意志が常時は伝わらない症例です。神経性は器質性と精神性がありますが、精神疾患は認められないのでよく判りません。医療上は、眼瞼下垂症を前葉性と後葉性、更に先天性と後天性に分けます。更に神経性や外傷性、及んで医原性まで原因は多岐に渉ります。この辺りは形成外科以外の専門の他科の診療も求められます。本患者さんにはこれらの原因は診
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2022 . 5 . 11

口周りは両顎骨格、口唇、鼻の順にバランスを診て、計測して、更に希望を汲んで自然界にある様な適切な形態に!。

口周りの患者さんは、周囲の形態と機能をバランスを取って、順を追って治療しなければなりません。単純に部分の部品を治していけば綺麗になるという事ではありません。しかも口周りの立体的構築を造り上げていかなければならないので、一カ所だけをオーバーに構造変化させると、不自然になります。 立体的とは3次元的です。数学的には1次元的に、所謂XYZの座標軸で表現されます。縦軸と横軸と前後軸です。画像は2次元で、医学的にはCTやMRIでも視られます。この場合断面は矢状断面と水平(横断)面と冠状断面で立体構造を表わします。断面の2次元画像を細かく組み合わせてみれば3次元構造を推測出来るのです。私のブログは大抵4方向の画像を載せてきました。 ですから記載は1次元と2次元を組み合わせています。先ず計測し
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2022 . 5 . 9

どこの出身にしても上口唇は伸びます。人中だけでない上代唇短縮術は適応。

中華人民共和国出身の患者さんが戻りつつあります。とは言っても日本在住者です。逆に中国には帰れないので、美容医療を日本でしか受けられないのでしょうか。 私は日本人です。日本人は東アジア人で、いわゆる黄色人種です。人類の人種を三つに分けると、他にも派生種はあるにしてもアジア人はモンゴロイドと呼ばれます。そして東アジア人は新古のモンゴロイドが混血しています。新モンゴロイドは、シベリアか満州で寒冷地適応で変異した民族ですが、一重瞼と非わきがを特徴とします。最終氷河期後に南へ移動して東アジア人と混血しました。日本には古墳時代までに少しずつ移動しました。中国では、その後も満州族の清国人と漢民族は混血しています。 人種間で顔面や身体の特徴は厳然とありますが、環境因子も影響しますし、加齢変化も必
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2022 . 4 . 26

いくつかの美容医療を私に託して来た患者さんですが、いよいよ口周りの手術を受けたくなりました。

おっとりとして優しい物腰の患者さん。この一年以内にいくつかの美容医療手術をさせて頂きました。実は当院に来院後、手術の得意でない形成美容外科医では無い医師に罹り、物足りない経過で私の方に移って来たのです。その際私が前医を批評して、患者さんに「ディする記事は面白いけれど大丈夫ですか?」と問われた事があります。いや〜私は、一般論を述べただけです。 美容医療を診療するのは、日本では美容外科と形成外科の二つの科目で、最近では厚労省が細分化して、美容皮膚科も”標榜科目”(脚注)に入りました。さすがに美容整形は診療科目名としては標榜禁止です。戦前は眼科医や耳鼻科医が細々と手を付けていた美容医療を、戦後(美容)整形外科と称して多くの医師が参入しました。GI相手の女性向けに始まり、芸能人が皆当然の如く受
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2022 . 4 . 18

年月を経ての上白唇短縮術の2回目が続々希望されています。ブログに多数載っているし、一回良くなるとさらに求めます。

外科系の医師は複数回手術をポリサージェリー,Poly surgery と言います。いろいろな部位を次々にする場合。一回目手術で上手く行かなかったから、直ぐ二回目をして治そうとする場合。更に上手く行かなくてもう一回と、どつぼに嵌る事もあり得ます。 いくつかのデメリットがあります。先ず創跡の瘢痕が成熟していない3か月以内の手術は、切りにくいし、創傷治癒過程も不良の可能性があります。ですから二回目の手術は必要性に依ります。麻酔は、局麻なら数時間で回復しますが、全身麻酔は回復に数日を要します。内臓への影響です。もちろん費用や手術スケジュールの負担も重なります。何れにしてもポリサージェリーは医療資源を消費するので、患者さんの利益とリスクのバランスに依存します。 そう考てみれば、年単位(4半
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