2020 . 11 . 9

いろいろ都合があり、まず上白唇短縮術からしましょう。やはり2週間後には口角挙上術もしました。

加齢で上白唇は縦に伸展します。人中部はもちろんですが、鼻翼基部の直下はもっとです。さらに口角が下がるのも鼻唇溝の内側の軟部組織が伸展するからです。つまり上白唇は全体を短縮挙上しなければアンバランスになります。加齢で長くなる白唇に関して、経年的には10年しか診てきていませんが、平均値を世代的に診ていくと十年で約1㎜ずつ伸展しています。この数値は長年計測してきた私ならではの知見です。 なお唇は赤い部分だけでなくその上の皮膚まで唇です。赤い部を赤唇、皮膚の白い部分を白唇と称します。英語でVermillionとWhite lipと書きます。唇は擬態としてセックスアピールを魅せますが、アジア人は宗教的にか、また先日の問題を見ても解る様に科学的な民度が低い為にか、性的な言動を忌避するため口唇を意識
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2020 . 11 . 4

他院で富士山型にされました。修正が不足でした?。鼻翼も挙げて鼻翼下も切除。口角挙上術の追加。更に鼻唇角プロテーシスで鼻柱を下げて。組み合わせて効果バッチリ!。

症例が増えるごとにいろいろなことが解ります。富士山型が増えています。どうしてか考えました。私は今や最多症例でしょうが、SNS上では私以外にもたくさんのクリニックが載せています。流行を作った訳ではないのですが、私の症例が評判で他のクリニックも追随しようとしているのでしょう。ただし所詮真似っこですから、細かいデザインは間違うし、術前診察が稚拙なのでバランスが崩れる症例が多発しているのでしょう。残念ながら今時の若い医師や新参医師には、素養と技術、医学的知識を兼ね備える暇はないようです。ましてや、なんとかミクスに乗じたビジネス的非形成外科医には無理難題でしょう。 今回の症例は私が口周りを三回目の手術をする人です。前回のブログも前々回のブログもあります。追加修正手術と別の手術を同時に行います。な
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2020 . 10 . 22

口周りは口から鼻まで。骨、口、鼻翼、鼻尖、鼻唇角プロテーシスの順に来て、白唇短縮術を追加しました。

本症例は上の題名にある様に口周りの手術に邁進してきました。それもこれも上下顎分節骨切り術の影響で、バランスが崩れた口元を治したかったからです。口はストン、ペタンっとするし、頤は前にあるのですがE-ライン的に鼻の高さが足りない。鼻翼は骨切りの結果弘がった。バランスを取るのが難しい症例です。でも一つ一つ治して来て、今や素敵な中下顔面を造り上げられました。その一部始終を魅せていってくれる。それより何より、私が行う白唇短縮術の結果に満足しているから、今回追加切除を希望された訳で、では人中を含めた白唇短縮術の説明を下に加えます。 これまでの手術経過から載せます。当初口周りの手術3点セットも適応でしたが、初回は白唇部切除術と口角挙上術に専念しました。人中部白唇短縮術の結果は21㎜だったのを5㎜切除
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2020 . 10 . 20

いくつもの美容外科的手術を受けてきた女子。美人だからこそ社会的適応性が高い。外面はゴージャスで、内面は明るく可愛いからです。

これまで多くの手術をしてきました。当院には10年通っています。途中他院に移りましたが、約1年前から戻られて私の得意の手術を受けに来られました。他院の修正も兼ねてきました。 本症例の患者さんは外人的に出来る美人です。体幹の骨格がしっかりして、四肢が長く、身長もある美人体型で顔面は面長です。白人の特徴に近い遺伝子を持っているのでしょう。実は術中起きてもらう際に腹筋だけで座位に出来ました。私「こんな女性初めてです。」と叫んでしましましたら、患者さん「鍛えていますから。」と当たり前にお答え!。非アジア人(白人と黒人)は身長があるだけでなく四肢が長く、胸郭が厚くその分筋肉も豊富です。患者さんは意識しているのか先天的にその様な要素を備えているのか判りませんが、格好良くゴージャスです。 でも私
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2020 . 10 . 17

またまた他院での富士山型製造後。難しい口周りの手術を上手く!

表題に書く度に困惑しています。富士山型人中短縮術が横行しています。何故かと考えました。傷跡が短くしたいからか?、鼻翼横のドッグイヤー,dog earによるプリーツ,pleats;ひだを作らない技に欠けるからか?、単純に手術時間短縮を図りたいのか?、いくつもの要素が重なっていると思います。一番の原因は、その結果として富士山型になった症例はホームページやSNSに載せないからだと思います。因みに私に関係の近い医師も作っていて、質問してきましたが、解っていませんでした。大事な事は傷跡の長さではなく、精緻な技で丁寧な縫合をして傷跡を目立たなくすればいいということです。もちろんそれには経験を要しますが、形成外科のトレーニングを受けているかどうかも見分ける方法の一つです。 また説明しますが、形成外科
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