2017 . 10 . 4

やっぱり口唇短縮術と口角挙上術を組み合わせると可愛い!

口周りの手術の専門家の様になってきました。何故でしょう?、そうですねえ?!。縫合法とデザインの優位性,Advantageを患者さんが認知してきたからでしょう。私は大学医局で形成外科診療を16年、同時に美容外科と並行してその後も14年の診療をしてきましたから、真皮縫合には精通しています。私は医師となって形成外科に入局すると同時に父の医院や他のクリニックで美容外科の修練もしましたから、美容学にも造詣が深く、デザインの選択に自信があります。

こうして毎日の様に細かいデザインを検討して、説明して、手術に臨み、切っては、血を止めて、形を合わせてから、3層も縫合する時間と手間を惜しみません。3層とは深部から、口輪筋と皮下脂肪、真皮層、皮膚表面のことです。言うまでもなく真皮縫合の時点で隙間無く合わさっているのを確認します。こうしてこの手術を終えると、必ず「こりゃあいいね!、すっきりしましたよ!」と感嘆する毎日です。

それは診断が正しいからです。症例を紹介します。24歳、女性。鼻の下が長いのをコンプレックスと感じていた。鼻唇角が鋭角で口唇長が18㎜歯槽が突でモコっとした白唇部を呈している。口角も水平。口唇幅は42㎜と、内眼角間および鼻翼幅に比べて小振りです。

当初から手術を受けたいと仰っていました。いつもの手術です。先ずは画像をご覧下さい。

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口唇(白唇部)短縮術5㎜と45度方向で口角挙上術6㎜です

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術直後と術翌日の画像です。

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上は術前と術翌日の下面像。

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左側面でも斜位でも歴然と改善が見られます。腫脹で白唇部がモコっとしたままです。

今回は術後1週間まで待ち掲載します。抜糸したばかりで、血が滲んで赤い。

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かなり可愛い口元となりました。外面的に美人です。1週間で腫脹が軽減してきて、外反が見られます。キュンっとした赤唇が魅力的です。もちろんキューピットの弓も強調されました。ハートを射止められそうです。ところで患者さんは、術前の画像を見ながら「なが〜!」と叫びながら自分を笑っていました。患者さんは内面的にもキャラクターが可愛い人です。内外面の調和がとれています。

本症例は口唇のうち白唇部が突で赤唇にかけて前突しています。それは上顎歯槽骨が前突な為です。最近白唇部短縮術を多例していますが、実は歯槽部や歯牙や口唇の厚さや反り返り具合はバリエーションが多く、組み合わせるといろいろな症例があります。しかしどの症例でも、白唇部が長いのを標準的な15㎜以下にまで短縮すると、何故か何かしらの効果が見られます。更に外反度は調整します。口角の挙上方向も調整します。その結果として、どの症例でも明らかな改善が見られます。

そりゃあそうだ!。改善が目論めるから手術適応なのです。また改善をしたいから来院されるし、手術を希望される。あくまでも診察所見に基づく診断が下されればの話しですが、逆に本手術の非適応の人は少ないのでは無いでしょうか?。何故なら、日本人(アジア人)は顔面の縦横の比が黄金比率の5;8にはなっていない寸詰まりなのに、三等分した下顔面の比率が長く頤が長くないなら白唇部が長いことになります。そして、エステティックラインもマイナスからプラスまでバリエーションに富んでいて、少なくともプラスで白唇が突の人は、手術が功を奏します。マイナスの人でも白唇部がモコっと出ている人は手術の適応です。本症例が典型です。

もちろん口角の下垂程度はバリエーションがありますが、白唇部切除の適応症例では口角が挙がっている人は少なく、現在90%以上の症例に口角挙上術を併施しています。これがまた可愛い雰囲気を魅せます。この点でも本症例は典型的です。

可愛さ10倍な症例です。今後の形態的&機能的な変遷は余り無さそうですが、創跡が見えなくなるまで経過画像を提示していきます。