口周りの手術の専門家の様になりました。縫合法とデザインの優位性,Advantageを患者さんが認知してきたからでしょう。私は大学医局で形成外科診療を16年、同時に美容外科診療を並行して、その後も14年の診療をしてきましたから、真皮縫合には精通しています。私は医師となって形成外科に入局すると同時に父の医院や他のクリニックで美容外科の修練もしましたから、美容学にも造詣が深く、デザインの選択に自信があります。
こうして毎日の様に細かいデザインを検討して、説明して、手術に臨み、3層も縫合する時間と手間を惜しみません。3層とは深部から、口輪筋と皮下脂肪、真皮層、皮膚表面のことです。言うまでもなく真皮縫合の時点で隙間なく合わさっているのを確認します。こうして毎回手術を終えると出来上がりに感嘆する毎
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カテゴリー別アーカイブ: 診断=美的センス
究極の美人患者さんの口周りに究極の手術。四つの手術で満足度満点。
口周りの手術が多くて楽しいです。ブログに載せる症例が多いからです。ブログを見て、患者さんが安心して落ち着いて術後をやり過ごせるから経過が早いのです。最近術中から言い含めますが、精神的な安心感は体調を安定させて、術中の出血や術後の腫脹を軽減させます。他の患者さんも読んでくれて、落ち着く様に心掛けてくれる様になりました。術後2週間には本症例の患者さんは美しく装って来院されました。今回術後1か月を経ましたが、更に美しい。元が美しいからですが、内面的な美人で、毎回美しい所作で来院されます。外面的な美人度は75点だったのが、現在75+5×4=95点とします。現時点での5点マイナスは、創跡が落ち着いていない分を引いています。
口周りとは、口の上と下ですが、口の上は言うまでもなく白唇部で、毎日の様に
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眼瞼の術後経過を調整し、他院の結果も治しました。できたか?。まだ必要か?。
本症例は面白くて結果が良い。患者さんと私の信頼関係を築き上げて診療してきたからです。経過を追って画像を見てきました。他院での術後に対する再手術と、当院の良好な結果の経年変化に対して再建するための再手術が組み合わさっています。
症例は34歳、女性。先天的には奥二重だが、LF13mmと先天性眼瞼下垂はなかった模様。数年前埋没法を受けて二重瞼にしている。3年前に当院で切らない眼瞼下垂手術=非切開法黒目整形=NILT法を受けた。当初はよく開き重瞼もくっきりしたが、徐々に落ちてきた。その後他院で10年前に、目頭切開を三日月型切除法で受けた。左右差が生じたのと、開瞼が落ちたのと、目頭の形態と機能に非対称性と不自然感が生じていました。
現症は、眼裂横径25㎜、内眼角間36㎜、角膜中心間65㎜と
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目の間(内眼角間距離)が離れていても、定番の手術でいい感じ!
これまで何例か目が離れている症例を提示してきました。手術の程度に悩みます。この種の症例に対しては、目頭切開が必須ですが、シミュレーションしてみないと解りません。術後6週間経て結果的に自然な形態に出来上がりつつあります。
症例は25歳、女性。先天性一重瞼。6年前埋没したが、外れている。LF挙筋機能11.5mm(正常値>12㎜)と先天性筋力低下に因る眼瞼下垂傾向だが、一重瞼では正常下限と考えられる。計測すると、眼裂横径は25㎜と一重瞼の人の平均だが、内眼角間距離は43㎜と正常範囲から逸脱している。でもそれは角膜中心間距離(平均値60㎜)が67㎜と、眼球が離れているからです。内眼角間距離から7㎜減じると内眼角間は36㎜と考えられ、蒙古襞の程度は一重瞼なら標準的と考えられた。
ブジ
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やはり口唇短縮術は最終兵器です。
口周りの手術が続いています。当初から述べてきた様に口唇の手術に到る患者さんは、他部位の治療を経てきた人が多い様です。口周りの印象は骨格に影響されるし、動く部位なので手術に逡巡する。目周りは手術すべきアジア人は多く、だから医療者も多いので登竜門です。鼻は難しく、下手な医者に受けるとセンスわりーになっちゃうし、ダウンタイムは長いのですが、ここを治さないと話にならない人はまずします。鼻は口周りの印象と関連しますから、先攻しておいた方が次に行けます。また、骨系は簡単ではないしリスクも高いので上手い医者は数が限られます。
そのような訳で、口周りの手術は最終兵器になりがちです。今回の症例も順番通りですが、実は眼瞼は取り逃がしてしまいました。鼻は出来ています。骨格は軟部組織で改造しようとしています。
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