本症例は、典型的な東アジア人のまぶた。全人類70億人の中で、この様な形態のまぶたになるのは、東アジア人で約2万年前に生まれた新モンゴロイドの遺伝子を受け継いだ約7億人も存在しないと考えられます。人類に10%しか存在しない遺伝子変異なのです。言って見れば先天性異常なので、自然界には希有な存在であり、機能的障害が顕著です。ですからこの様な形態は治して、自然状態に改良するのが、人間社会での正しい行動だと思います。
術直前
術直後
1種間後
1週間の経過を掲載しましたが、まだ出来上がりではありません。でも少なくとも、いい感じになるであろう予想が立ちます。私達は切開法の経験が豊富ですから、経過が画像として頭の中に入っています。
今回の画像で、ギョロッと目を開いている写真が
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目の力をアップしながら、二重固定。つまり切らない眼瞼下垂手術。これが、黒目整形:NILT法の3週間後
このところ、眼瞼の手術の画像提示許可さんが続いています。
症例;21歳女性 眼裂横径25㎜/内眼角間距離36㎜ 重瞼はこれまでに埋没法を受けているが、弱って来ているし、狭いのがつまらないとの事。これまでのラインより1.5㎜挙げる希望。
こうなると単なる埋没法=当院ではMT法や、スクエアー法を使い分けていますが、それだけではまた取れますよね。広い重瞼設定では、持ち上げる量が増えるので、負け易いのです。
まぶたは上眼瞼挙筋という、目を開く筋肉が収縮して持ち上げます。この力が皮膚に伝達するのが二重まぶたの構造です。自然では挙筋腱膜は瞼板の上縁から皮膚に向かって枝分かれしています。これは私の博士論文にて証明しました。では埋没法の際、裏側は糸をどこに掛けるのが適切かと言えば、瞼板の上
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眼瞼形成術の切開法は、美容形成外科専門医で受けましょう!。2週間でこんなにいい形態と機能が得られます。
眼瞼下垂および重瞼術の切開法は私達美容形成外科医の主戦場です。
症例;30歳女性 ソフトコンタクトレンズ装用歴7年 眼裂横径27㎜/内眼角間距離35㎜と小さい方ではない。挙筋筋力は14㎜と正常。
今回の症例は、よりよい結果と持続性を求めて、切開法を希望されて来院されました。1週間は休めるのでダウンタイムは困らないそうです。フェニレフリンテストでよく開く=腱膜性の眼瞼下垂がある。その上でシミュレーションして重瞼線は7㎜に設定しました。上右図の様に前頭筋を収縮する(眉毛を挙げて開瞼を補助している)ため、皮膚眼輪筋を3.5㎜切除する事になりました。
上図の術直前と術直後では参考にならないかも知れません。しっかり開いて、重瞼をしっかり止めて、皮膚も中途半端でなく端から端まで
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子供っぽい目元を大人っぽい眼に。黒目整形=眼瞼下垂手術埋没法と、目頭切開Z-形成術法=蒙古襞の拘縮解除術
ご覧の様に、目の窓の横幅が小さい。眉毛を挙げてしまう。先天性眼瞼下垂と言えるかどうかは議論の余地があるとしても、目力が弱い。目元が子供っぽい症例。20歳超えて、これはいただけないと思います。
普通の大人っぽい目元にするには?。このブログをご覧いただいている人は、お判りでしょう。というか、提示する症例は限られているので、自ずからして、アップする手術内容も限られてくるのです。眼瞼下垂症手術と目頭拘縮解除術の併施は高額なので、料金割引のある症例提示許可に応じて頂ける患者さんが多いのです。
まずは症例提示と説明をします。
上図は術前と術直後です。症例は20歳、女性。生来の一重まぶたで、挙筋筋力(滑動距離)は13㎜と正常下限ですが、開眼時に常時前頭筋は収縮しています(眉毛を挙
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目の力をアップしながら、二重固定。つまり切らない眼瞼下垂手術。これが、黒目整形:NILT法の1週間後
今週も、眼瞼の手術の画像提示許可さんが続いています。
症例;21歳女性 眼裂横径25㎜/内眼角間距離36㎜ 重瞼はこれまでに埋没法を受けているが、弱って来ているし、狭いのがつまらないとの事。これまでのラインより1.5㎜挙げる希望。
こうなると単なる埋没法=当院ではMT法や、スクエアー法を使い分けていますが、それだけではまた取れますよね。広い重瞼設定では、持ち上げる量が増えるので、負け易いのです。
埋没法とは、糸で眼瞼の裏側と表を繋ぐ事で、開瞼時の挙上力を皮膚に伝える手術です。二重まぶたと一重まぶたは構造が違うので、一重まぶたや狭い二重まぶたを適切な二重まぶたに、構造改革する手術です。筋力の伝達を行うには糸で充分です。半永久的に糸はあります。
しかし、皮膚側が弱いのです
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