2022 . 2 . 21

スレッドリフトとPRP療法の組み合わせで明るく若々しく!。優しいキャラクターの女性には似合います!。

毎回患者さんに強弁しますが、美形な顔面の基礎は輪郭です。正面輪郭では細面で面長。逆に丸顔は可愛いですが、美人とは言いません。五角形や三角形の顔面輪郭は野暮ったい。側面輪郭ではE-ラインが重要です。E,Aesthetic–ライン,line は鼻尖と顎を結ぶ線ですが、口吻がその線上にあるのが美しいとされます。側面輪郭でも部品以外の凹凸が少なく前方に丸みがある方が綺麗です。瞼頬溝やゴルゴ線(ゴルゴ13の著者は先日亡くなったのですが、劇画は継続するので引き続き使います.)も斜めや側面から見えます。目尻や頬のコケは正面から見え、側面からも影が見えます。美形な顔面は、対する人を優しい気持ちにさせ、明るいムードを立てます。 輪郭が美人の部類なら、部品の改良で美人度アップされます。逆に輪郭を改造すれば
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2022 . 2 . 8

同じアジア人でも外鼻の形態は多様です。中国北方出身者は特徴的ですが、いつもの私の手術法をモディファイしました。

現生人類はホモサピエンスという種の生物です。ただし最近ネアンデルタール人が混じっていることも判明しましたが・・・それはあまり関係無いのでまたの機会に。ゲノム,Genomとは、遺伝子の中でも生物の基本的構造と機能を決定する遺伝子です。ホモサピエンスなら同一の物を持っています。でも遺伝子に変異は生じます。だから個体差があるのです。 約100年前からのグローバル世界より以前は、地域で変異が貯蔵されていましたから、人種差は明白でした。今でも純粋な白人とアフリカ系とアジア人は、遺伝子の発現型に大きな差があり、形態と機能に多様な差があります。もちろん肌の色は明白に違いますし、例えば一重瞼はアジア系だけです。他にもアジア系は白人に比べて鼻の高さの平均値が低いし、アフリカ系はさらに低いです。これらは遺
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2022 . 2 . 2

やはり2回目の白唇短縮術後には2回目の口角挙上術をしたくなります。

人中とは、読んで字の如く、人の真ん中です。と言っても顔の中心で、口と鼻を結ぶ溝と2本の稜線です。ですから、人中短縮術という手術はあり得ません。人中だけを切除して短縮したら、富士山型の赤唇縁になります。まともな美容形成外科はしませんが、美容整形屋は学術的素養を持たないでビジネスに注心しているから、富士山型の唇をよく見かけます。 さらに言うと、鼻の下は唇です。赤い唇を赤唇、その上の皮膚の肌色の部分は白唇です。日本人だけが知らない言葉です。何故その点が大事かというと、赤唇の形態は白唇の形態に依存しているからで、対称性や歯牙の咬合面との位置関係も白唇が決定するからです。だって上赤唇は上白唇に吊られている訳ですから。もう一度書きます。鼻の下切除術は人中短縮術ではなく、人中を中心とした上白唇短縮術
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2022 . 1 . 28

さすがに最近、自粛生活が明けてから減った口周りの手術。マスク生活ならまだ出来ます。

標題は矛盾しているかも知れません。もう約2年近くになりますが、昨年の3月以来自粛生活が繰り返されてきました。多くの職域が縮小され、一部はテレワークも奨励されました。付随して対面時にはマスク着用が奨励されました。私ともは医療機関ですから診療を続けましたが、日常的に出掛けにくい風潮ですから、さすがに来院患者さんは減りました。 ところでブログを見直してみたら、私は口周りの手術を5年以上前から行ってきました。主に人中だけでは無い上白唇(鼻の下は白唇,はくしんと読む)短縮術と口角挙上(実際は口角移動)術を併施してきました。本邦で最多の症例数だったと考えられ、昨年学会で統括的発表もしました。この手術ではブログ掲示する所謂モニター症例が多い為、学会提示も容易で最多でした。ところが昨年4月から、相次ぐ
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2022 . 1 . 8

鼻唇溝プロテーシスと鼻唇角プロテーシスの組み合わせが流行中。*今回は難しい症例でした。

鼻唇溝プロテーシスと鼻唇角プロテーシスは、本来私と父が考案したものです。いや本当、は父が誰かから盗んだのかも知れません。何しろ父は、昭和40年代に、鼻のシリコンプロテーシスをしてみようと目論んだ際に、懇意にしていたホステスを、戦前から隆鼻術をしていた病院(もちろん十仁です.)で受けてもらい、その人が戻ってきたら直ちに抜いて、プロテーシスの材質やデザインや挿入部を見せてもらってから、自分でも隆鼻術を開始しました。その後、父は隆鼻術の名人と称されることになったのは有名です。大多数の症例に対して、台付きL型プロテーシスで本当のアップノーズ(白人の美人の鼻)を造っていました。 ちなみに鼻唇角プロテーシスは、台付きL型プロテーシスの台だけを流用したものです。皮膚・皮下組織の余裕がない症例では、台
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