症例は24歳男性。2年半前に鼻翼縮小術と鼻尖形成術を施行しました。その前には上歯槽分節骨切り術。鼻中隔延長術。鼻翼切除術。鼻翼外側切除。
鼻尖がオウムで丸かった。前回手術は鼻尖に10×15mmの耳介軟骨。鼻翼三日月型に最大幅3.5mm切除。形は格好よく、満足だった。
昨年末に来院。鼻柱が鼻中隔延長術で下がり、鼻尖は軟骨移植で前に下からその中間が平ら。でもそこに足したら長すぎる。鼻柱に入っている縦の軟骨を短くして取ったものを鼻尖に入れて1mm高くするプラン。鼻翼はさらに外の張り出しを取りたい希望。
その後もう一度診察し相談。鼻尖の移植軟骨が反ってきたのが見える。縦に沿って横に丸まった模様。鼻中隔軟骨の修正時には私の軟骨を一度外すので形を修正出来る。
多岐に渉り細かい点を
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口周りの手術3点セットも適応ですが、今回は白唇部切除術と口角挙上術に専念しました。鼻翼縮小術を後日追加可能な症例です。
症例は34歳女性。上下歯槽骨切り術(セットバック)後の口周りの余剰が気になって来院。歯科口腔外科で手術を受けた。もちろん4抜き。歯槽弓が角張り、両サイド(3−3間)が平面的になり長い白唇が余計に長く見える。白唇長21㎜と確かに長い。骨切りの結果口は出ていないからE-ラインは直線上にある。5㎜切除。セットバックの結果もあって人中が浅くなった。弓もなだらかになった。上口唇結節(赤唇中央の膨らみ)がなくなった。両側鼻柱基部の部位で白唇を1㎜寄せて作製しましょう。
内眼角間29㎜:鼻翼幅40㎜:口唇幅50㎜で口角は横に3㎜上の3㎜を求めて45度方向に5㎜挙上する予定。
実は術前日になって鼻翼縮小術の併施も希望された。上にある様に40㎜なので適応で、両側鼻孔底に幅2.5㎜の皮弁を作り6㎜縮
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本年第一番目の口周りの手術症例の提示です。今年も誠心誠意丁寧に手術します。
平成という元号も最後の31年、西暦2019年です。本年も忙しそう。昨年は口周りの手術に終始しました。日本国が現政権になって6年。私は(私に限らず)反知性主義政権を好ましく思いませんが、何とかミクスと称するまやかしの経済政策は、格差を拡大しながらも、一部に一時的な金銭的余裕を産み、本来不要不急である美容外科医療にも流入しています。外国人(中国が主)のインバウンドもなんとかミクスに因る円安の派生です。今や当院の売り上げの半分近くを占めます。もう一つ、国民の意識として美容医療に対する忌避観念が払拭されて来たからでもありますが、これも経済的高揚があってこそです。私は失われた30年間と共に、苦しみながら美容形成外科医療に携わって来ましたが、この何年かは様変わりしています。
先日患者さんに「先生は
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昨年末は同時手術が週に5件。白唇短縮術と口角挙上術、他にも有って年越しで供覧。
今年もあと数日。大阪院での最終手術の症例となりました。まだ平成18年の症例統計を採っていませんが、おおよそ年に150例の口周りの手術を施行しました。それに今週は5例でした。もしこのペースでいけば年に250例です。それじゃ体力が持ちません。この手術は集中力を要しますから結構疲れるんですよ。いやあ〜!、だからこそ好結果を得られるのでしょう。今年も頑張りました。
そして平成30年最後の口周りの手術の患者さんは私を探してきた嬉しい患者さんです。父の時代(私も手伝っていた時代)に罹っていた人で、口周りの手術の医者を探していたら、よりによって私に行き当たったのです。ブログの紹介文にも書いてありますから、見出せたのでしょう。
昨年末に顔面何部位か脂肪吸引を受けた。目頭の創跡あり。17年前銀座美
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グラマラスアイだか、アーモンドアイだか、垂れ目形成術だか、下眼瞼結膜側切除は対称性が重要。
日本人(東アジアの新モンゴル系人種)は、吊り目です。英語ではSlant eye:傾いた目として差別用語です。日本人選手がMLBで一悶着しました。吊り目の原因は3点あり、どれもが遺伝子の発現として、個体差はありますが、モンゴル系に特有です。日本では朝廷が典型例で、今上天皇も本年5月からの新天皇も吊り目です。
吊り目の原因は、1、蒙古襞の拘縮と被さりが内側を下げます。本ブログの読者のみなさんは知っていますよね。私達の得意の手術=Z-形成法で、コマーシャルしている下手な美容外科では不可能です。2、目頭と目尻の位置を決める靭帯の付着そのものが傾いています。内眼角靭帯の位置と外眼角靭帯の付着部は平均5度外が上に傾いています。白人は水平です。3、目尻の位置はどうあれ、下眼瞼縁のカーブがまっるみが足
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