2002年、平成14年に私が医師となって16年目、A美容外科大分院院長としての1年目が半分進みました。その後しばらくは上手くやっていけました。そこからとんでもない事件が起こります。その時税務にも、経営責任にも問題が起き始めます。
A美容外科大分院は、その2年前にE大先生から美容外科コンサルタントのKd氏が譲り受けスタートして、私はバイトに行っていて、その年に院長として常勤しました。オーナーのKb.氏とは院長の届け出の際に初対面したくらいでしたが、その後は何回か会合を持ちました。またE先生時代からの大分院の従業員は、院と一緒に譲り受けてくれたKb.氏に対しては忠節を感じていましたし、コンサルタントのKd.氏は必要以上に売り上げから抜き取っていき消費していたので、従業員からはよく思われてい
▼続きを読む
美容医療の神髄-歴史秘話個人編-美容整形屋と美容形成外科医「番外編:美容外科医の家族は辛いよ!10」
このブログのシリーズの題は、「美容外科医の家族は辛いよ!」ですが、要するに美容外科医である父と母の思い出を綴り、昨年7月に亡くなった母を追悼するためです。または生前の母のやるせない気持ちを私がここで吐き出して上げて、これでなかったことにする為です。いや、私がもう忘れてあげることで、母の家族と父への気持ちだけを遺してあげようという私のおせっかいです。
敢えて言えばここで吐き出したことは個人情報で、明かして欲しくない話しが満載です。ですが、だから、私は今や母の追悼の為にここに書き連ねてきました。最終話は母と父の紹介です。
母は埼玉県川越市出身ですが、産まれは東京都四谷区です。現在の川越市に豪農の関根家という家がありましたが、そこの次男である祖父が東京に出て財を成した際に産まれました。
▼続きを読む
▼続きを読む
口周りの手術は加齢顔貌の解消にも効果的
症例は50歳、女性。2年前に来院。その際は20年前に受けた眼瞼形成術の経過としての(医原性)眼瞼下垂症の診療を受けました。また鼻翼は既に手術を受けている。本年初めに再来し、もう一度診察した際に、口唇についての主訴が加わったのです。その際は手術の機会が取れなかった。暮れに予定を立てる。まずは口周りの手術から予定しました。
白唇長=鼻柱基部〜Cupid's bowの底が20mmと長い。加齢に因る。歯槽突で白唇がもこっとしていて、しかも加齢で赤唇が薄いので、切除深を皮下脂肪層を残して外反したい。口角は画像の様に下がっていないが、相対的に下がるので併施する。内眼角間30㎜:鼻翼幅35㎜:口唇幅44㎜と口が小さいので頬骨隆起方向へ挙げて口唇を大きくしたい。デザイン:白唇部は鼻翼〜鼻柱〜鼻翼のNo
▼続きを読む
▼続きを読む
口角挙上術の追加手術症例。
上口唇(白唇部)切除術と口角挙上術の組み合わせ手術の形態は良好です。動的なDynamic 形態と静的なStatic 形態がありますが、経過中に動きも正常化し、セクシーな度合いが挙がってきました。他の患者さんが本症例をご覧になって、「唇の形が石原さとみさんみたいに可愛くなっていますよね!」って云っていました。表情に富んだ口元という意味でしょう。キュンっと挙がった口角が好感を呼ぶのでしょう。本症例はその点で満足な形態を得られたそうです。それは最大限希望を汲んでの手術法というか、切除幅を大きくしたからですが、患者さんは、「創跡の問題は置いておいて、次に進みたい!」と切り出されました。口角の追加切除です。
先ずは前回の経過を示します。症例は26歳、女性。ご覧の様に歯列矯正中ですがそれは前後位置
▼続きを読む
▼続きを読む
鼻も口周りです。鼻の下は白唇部です。口角は口の横です。
これまでに口周りの手術は最終兵器だと書いてきましたが、実は最終でない例が多いのです。というか、他院での治療に不足や不備を感じて、再手術というか追加手術を受けようと悩む患者さんが少なからずいらっしゃいます。本症例が何を治したいのか画像を見ながら説明していき、まずは術前と術直後を診ていきましょう。
症例は31歳、女性。本年5月に初診。鼻の下が長いと訴え、当方を受診。既に他院で、鼻翼を内側で切除して3mm縮小されている。口角は下がっていない。その際は診療だけとし、その後日程を立てることとした。本年9月に再来し再診察して手術プランを立てました。やはり白唇は5mm切除、口角は45度7×7mm。鼻翼は更に小さくしたい。創跡が連続出来るから同時手術は容易です。内眼角間に合わせて37mmを32mmにす
▼続きを読む
▼続きを読む