2017 . 12 . 14

童顔を目元の改善でもっと可愛く。

眼瞼の手術の中でも、切開法で眼瞼下垂症手術に重瞼術を加える場合は保険診療になります。同時に目頭切開を併施する必要性がある症例ではそれだけは自費になります。今回の症例は目頭切開の必要性が高い一例ですから、コストオフになるブログ提示症例を承諾されました。なお、目頭切開は当院の得意のZ-形成法以外の方法を受けてはいけません。特に本症例の様な蒙古襞の場合には絶対的です。 症例は28歳の女性。先天性一重瞼で5年前他院で埋没法重瞼術を受けているが、1か月で外れた。左は追加したが、右は重瞼がないまま。幼少時から頭痛を感じていた。成人後には肩凝りも伴い始めた。上方視で前頭筋疲労つまり眼瞼下垂症に対して常に前頭筋収縮して眉を挙げて代償してきました。LF, Levator function : 挙筋筋力(
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2017 . 12 . 13

目が離れているのは眼窩隔離か蒙古襞か?。術後3ヶ月で見ると、何故か自然に綺麗!

これまで何例か目が離れている症例を提示してきました。この症例に対しては、目頭切開が必須ですが、シミュレーションしてみないと解りません。でも術後診ていくと、自然な形態に出来上がりつつあります。 症例は25歳、女性。先天性一重瞼。6年前埋没したが、外れている。LF挙筋機能11.5mm(正常値>12㎜)と先天性筋力低下に因る眼瞼下垂傾向だが、一重瞼では正常下限と考えられる。計測すると、眼裂横径は25㎜と一重瞼の人の平均だが、内眼角間距離は43㎜と正常範囲から逸脱している。でもそれは角膜中心間距離(平均値60㎜)が67㎜と、眼球が離れているからで、内眼角間距離から7㎜減じると内眼角間は36㎜と考えられ、蒙古襞の程度は一重瞼の平均と考えられた。 ブジーを当ててシミュレーションして、7
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2017 . 12 . 13

口角挙上術は受け易いよ。

口元の手術が流行っています。白唇部の長さは15㎜以下が理想とされていますから、上口唇短縮術の手術適応決定は容易です。白唇部切除は鼻翼〜鼻柱〜鼻翼だけを短縮しますから、口角が相対的に下がる事になるので、口角挙上術を併施する場合が多いのです。でも手術の侵襲度が違います。白唇部切除術後1週間は腫脹が強く、表情筋のダメージに因る運動低下も2週間かかることがあります。対して口角挙上術は内出血することはありますが、腫脹は軽度で、運動痛はあるけれど、運動制限は軽度です。そこで日程的に時間差を取って順次手術を受ける患者さんも出てきました。先日の画像を見て、今回の症例の患者さんも口角挙上術を先行することになりました。 症例は25歳の女性。口唇長=鼻柱基部〜Cupid's bow(赤唇縁の弓型)の底が16
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2017 . 12 . 13

口唇(白唇部)短縮術と口角挙上術は細かい工夫をして素敵!

口周りの手術が定式化してきました。このところ銀座院と大阪院を合わせると毎週何例も手術しています。段々症例毎に何かしら工夫を加るようになりました。微妙なデザイン上の差異や切除深の違いにも気をつけています。奥が深いんです。その面白い点についても説明していきながら、術後1週間までの症例紹介を進めます。 症例は26歳女性。白唇部が長いのを訴える。計測値を下の画像を見ながら読んで下さい。白唇部:鼻柱~Cupid's bowの長さは18mmと15mm(基準値)を超える。白唇部が前突傾向であり、歯槽部とANSが前突し、白唇部が内反している。口角は画像の如く下がっている。顔面縦の比率は上顔面65mm:中顔面56mm:下画面56mmと下顔面が長くはないが、上下の比率は交連から上が5:8の黄金分割比を超え
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2017 . 12 . 7

鼻翼縮小術は形が大事です。

鼻翼縮小術の手術法には何種類かありますが、外側切開法は適応は限られます。鼻翼の付け根よりも張り出しが大きい症例だけに使うべきです。そして付け根を寄せるには、第一に糸が使われます。この10年来頻用して来ました。寄せた量の約半分が戻ります。年齢と共に戻る量が増えていました。逆に加齢で鼻翼幅は広がりますから、アンチエイジングの手術としてのニーズは高まってきたのにです。そこで15〜10年前には良く使った方法、内側切除+糸での縫縮法を復活させてみました。内側を切開しても創は見えません。三か月来で約5例施行した中の一例です。 元来美人系の人や、他の部位の改善を図り美形が得られていても、中顔面から口唇付近の改良が欲しいと気付く人は多く居ます。むしろその人は、美的観点が旺盛な証拠です。鼻と口は位置関係
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