これまで何例かは目が離れている症例を提示してきました。どの程度の手術をすれば良いか悩みます。この種の症例に対しては、目頭切開が当然に必須ですが。術前に「いつものやつ!」で済むかどうかを説明しながら、自分の頭の中のイメージも整理しています。でも今回も一辺4㎜のZ−形成法のデザインです。眼瞼も定型的な眼瞼下垂手術+重瞼術です。術中には「いいね!」って見えても、術後は腫脹して形態と機能の改善度は不明です。それでは術後短期的経過を提示します。
症例は25歳、女性。先天性一重瞼。6年前埋没したが、外れている。LF挙筋機能(=滑動距離):11.5mm(正常値>12㎜)と先天性筋力低下に因る眼瞼下垂傾向だが、正常下限と考えられる。計測すると、眼裂横径は25㎜と一重瞼の人の平均だが、内眼角間距離
▼続きを読む
この夏は切開法祭りでした。そして目頭切開は6週間目がポイント。
この夏は、毎日の様に面白い手術をしていました。それは、眼瞼下垂手術&重瞼術切開法に蒙古襞の拘縮解除する目頭切開手術一辺4mm60度のZ-形成法の併施です。診るたびに明るい。明るいのは目元のキラキラ感です。
症例は28歳、女性。先天性には奥二重で3年前埋没法を受けたが右側は約1年で浅くなった。LF11.5mmと軽度の先天性眼瞼下垂症でソフトコンタクトレンズを4年使用したためか、後天性眼瞼下垂症も合併している。眼裂横径24mm、内眼角間35mm、角膜中心間55mmと蒙古襞の被さりが強く、拘縮も強い。三白眼も呈しているし、開瞼時に前頭筋も収縮して眉を挙げている。
切開法で重瞼を定着させたいから受診。ラインは変えなくてよい。挙筋はLT法で強化できる。蒙古襞の拘縮のために、吊り目状態で内側
▼続きを読む
▼続きを読む
男性こそ眼瞼下垂じゃあ、恰好つかないぜ!男を揚げよう!
男性をブログに提示する機会が少ないのは、男性の患者さんが多くはないからですが、実は最近増えています。ブログ提示症例を見て経過と結果が判るから、診療と手術に臨むスケデュールを立てられるからでしょう。なんと言っても眼瞼は重要です。目力は男の武器です。
症例は25歳、男性。一流企業の会社員。先天性一重瞼で治療歴無し。LF12mmと正常下限値。前頭筋収縮しない代わりにChin upする。眼裂横径(二重瞼者の平均値27㎜:一重瞼者の平均値25㎜)は24㎜と小さい。内眼角間距離(二重瞼者の平均値32㎜:一重瞼者の平均値35㎜)37㎜と離れている。角膜中心間距離は60㎜と平均値であるから、蒙古襞が被さっている形態が判る。したがって機能的にも当然に拘縮を伴っている。
いつものやつになりますが、一
▼続きを読む
▼続きを読む
美容医療の神髄-歴史秘話第103話-”口頭伝承”:美容整形屋と美容形成外科医”その78”「地方都市21:美容外科医は辛いよ!」
私の医師歴16年次は平成14年、2002年のA美容外科大分院での事件はこれから始まります。それは、当然金銭の奪い合いです。そしてそれが当時は生命の奪い合いに繫がらなかったのはまだ幸いでした。その方面の人は脅かしは使いますが、もちろんそこまでの価値はないし、あくまでも準構成員ですから・・。ただしバックには組の紋を背負っています。
或る日突然Knさんから、私の名前で金を借りて欲しいとの申し出が有りました。ここからが、ドラマの始まりです。その筋の人は、いろいろな手を使います。先ず赴任当初から、Knさんは私にA美容外科グループの総院長という肩書きを付けようとします。もちろんこれは作戦上の肩書きです。本来医療機関のグループにそんな名称の肩書きはありません。ちなみにKnさんはA美容外科コンサルタン
▼続きを読む
▼続きを読む
男性こそ眼瞼下垂じゃあ、恰好つかないぜ!男を揚げよう!
男性をブログに提示する機会が少ないのは、男性の患者さんが多くはないからですが、実は最近増えています。ブログ提示症例を見て経過と結果が判るから、診療と手術に臨むスケデュールを立てられるからでしょう。
そういえば一般的には、美容外科に於いては男性患者さんの割り合いは10%が平均といわれていますが、父のクリニックは20%程度でした。それは何故かと言うと、ジェンダーを重視していたからです。男性にもジェンダーがあります。男らしさも男の色気も、美男も男のジェンダーです。それぞれの男性性を見分けて向上を図れば、男性でも外面と内面の調和を取りながら形態と機能の改善が得られるのです。要は診断能力です。父は長けていました。私も見習っています。
ジェンダーは性的な要素も含みます。父は性医学の分野にも関
▼続きを読む
▼続きを読む