最近、このブログをご覧になって来院する患者さんがひっきりなしです。特に口周りは評判です。何故好評かというと、何点か考えられます。それぞれの患者さんに私の優位性を告げられました。
私はクライテリア(診断基準)を数字的に明確にしていて、その結果が好評だから。外反度合いのプランが経験に基づく美的センスに負うので、症例提示の有用性が高い事。リスクとしては創跡と経過が長い事を正直に提示しているから。私の手術では機能的に損失は本当に無いのかという危惧を払拭出来るから。創の質は形成外科医の独壇場だと強調して来たので、信用力が高い事等をブログから読み取れるからだそうです。
ところで、各症例の比較出来るようにまとめて提示するとより解り易いとの進言を頂きました。口周りの手術は経過が長いので、追ってみ
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ハムでもソーセージでもありません。眼瞼下垂を治せばキラリ!
ハム状態とは重瞼線が広く、食い込みが強く、線の下の前葉が余って膨らんでいる状態です。ボンレスハムを糸で縛った様な締め付けが見られるのをこう称する様です。もう一つの説としてはハムスターのハム太郎みたいなまぶたに似ているというのもありますが、定かではありません。ちなみにソーセージも腸詰めを縛るので比喩になりますが、縛る形が違いますから使いません。
もちろん自然状態ではあり得ない形です。病歴によると、約5年前に美容皮膚科!!で埋没法を受けて、直ぐ外れて切開法を受けたらこうなりました。昔ならたまに診ましたが、今でも作ってしまう医者が少なからず居ます。特に最近他科から(皮膚科は専門外)の転向した医者が見よう見まねでやってしまう事がある様です。
切らない眼瞼下垂手術=黒目整形基本形=NILT
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自然な奥二重=瞼縁が露出して開瞼が正常化。キツい目元が優しい目元となりお悦び!
症例は、典型的な一重瞼の先天性眼瞼下垂症。蒙古襞の拘縮も強く、Puffy eye で腫れぼったい。眼窩脂肪ヘルニアです。前頭筋が常時収縮して眉毛が挙がっています。
まず下の術前の画像をご覧ください。キツい目元と感じます。何がそうさせるかと言うと、開瞼に際して前頭筋に力が入って眉が挙がるからです。開瞼に際して眉が挙がる運動は脳が指令しているのですが、自律神経系の一方である交感神経がコントロールしています。交感神経は興奮状態とか戦闘状態を司る神経系ですから、精神的にキツい状態の時に亢進します。だから眉が挙がっていると怒っている表情に見えます。ちなみに形態的にも蒙古襞の被さりは目を隠していて吊り目に見せる為、キツい感じを増長させています。
ただし術直後はキリッと過ぎています。麻酔が効い
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二分鼻尖を治すと、鼻尖と鼻翼の境目が出来ます。
Bifid nose と洋語で書いて、訳すと二分鼻尖と訳します。先天性疾患の病名で口唇裂の伴うことが多いので形成外科領域ではよく使われる言葉です。鼻翼軟骨が離れている人は少なくないのです。鼻翼軟骨の形は鼻尖の形として顕われます。鼻尖の丸い人の中の多くは二分鼻尖に近いのです。
私は、鼻尖が大きいと訴える人の中で、はっきりと隙間を触れる人には、両側の軟骨を縫い寄せる手術を第一選択としています。ついでに耳介軟骨を入れて高くする場合もあります。鼻を下に長くする場合もあります。
症例写真を供覧します。上列から術前、術直後、術翌日テープ後、術後1週間、術後3週間で、左から正面像、下面像、斜位像を並べます。
術前と比べて、鼻尖が小さくなっています。そして鼻尖の両側
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美容医療の神髄-歴史秘話第96話-”口頭伝承”:美容整形屋と美容形成外科医”その71”「銀座から地方都市へ14:美容形成外科医」
私が医師16年目、時は平成14年、2002年にA美容外科を開設していた前後の事ですが、地方中都市チェーン展開の話題に移りました。三院あるうちの一つ、松本院の話を始めたら信州大学形成外科を訪問した際の話題に移りました。
眼瞼下垂の゛研究者゛としての第一人者である松尾教授との面談について書き始めたら、松尾教授の眼瞼下垂症診療における医学的貢献全体の話に到りました。これは私たち形成外科出身の美容外科医にとってはエポックだったからです。今回その2回目の続きから。
前回術式と概念について記しました。それはそれで斬新だったのですが、ここからがさらに面白くなります。その後松尾教授は、後天性腱膜性眼瞼下垂症に伴う合併症とそのメカニズムについて次々に発表しました。
何が面白いかと言いますと、
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