これまでボトックスの美容医療での使用法について、顔の上のほうから説明してきました。ボトックスは筋に神経がつながる部分をブロックする薬ですから、しわを作りしわを刻む、嫌な表情筋の動きを弱めることができるのです。あくまでも、不要な動きを弱めるので、むしろ不快な表情を弱めることで、美しい表情または明るい若々しい表情になります。いってみれば、外面を治療することで、内面からの表現をも改良できると考えてもいいでしょう。私や父が肝に銘じてきた「美容外科は外面と内面の調和した美しさを醸し出さなければ成功といえない。」とのモットーを体現する格好の武器だといえるのではないでしょうか?。
そのためには、どの動きをどの筋が作り、どこを狙えばいいのか?。適正量には=個体差は?、年齢差は?、性差は?等々。あらゆる
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小顔とは?から派生してⅦ-ボトックスについてⅥー美容医療その2
ボトックスのことを話し出すと、長くなりますね。それはそうです。本一冊かけるくらいの知識が必要な治療ですから。むしろここまでまとめるのに苦労しています。(全然まとまりがないと言われれば、返す言葉もありませんが)
ボトックス治療は簡便な美容医療ですが、豊富な知識と長い経験がベースになければできません。このシリーズのⅡやⅢで歴史を書きましたが、美容医療に使われたのは今世紀に入ってからです。私は、2000年には、十仁病院から譲ってもらい、使い始めました。もう15年近く前になります。今でこそ、使い手は増えましたが、最初は量と部位の使い分けが難しく、少量からの追加追加で施行錯誤の連続でした。今は至適量を見いだせます。その内容をご紹介して行きます。
額、眉間と上顔面から記載してきました。次は中
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黒目整形は、大好評です!。切らない眼瞼下垂手術+当院独自の目頭切開Z法
今回の症例は、22歳女性。これまで軽い手術歴はあるようですが今回、目元をよりパワーアップする希望で来院されました。生来は奥二重で、埋没法で2回広げてきたのに、緩んだそうです。蒙古襞の拘縮(突っ張り)が原因ではないかと、このブログを見て気付いたそうです。ありがとう!!! 数字的には眼裂横径25mm、内眼角間30mmです。ウーン、目頭切開していいか迷う数字。でも当院のZ-形成術による目頭拘縮解除術なら、理論上と経験上からうまくいく自信があります。 顔が小さくて眼瞼の開きがいい=挙筋は効いている。もっと派手にしたいとのこと。実は人前に顔を売る仕事~芸術系とのこと。ならば、似合うでしょう。 切らない眼瞼下垂手術NILT法とZ-形成による目頭手術(拘縮解除術)は、いまや目元の美しさをアップするなら定
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小顔とは?から派生してⅥ-ボトックスについてⅤー
ボトックス=ボツリヌス菌毒を局所での神経筋接合部遮断のために薬剤として用いる場合このように言うことにします。
これまでⅠ:ボトックスの咬筋への使用の症例の提示から、Ⅱ:ボツリヌス菌の生物性に話が飛んで、Ⅲ:人体への薬剤としての応用。と話がやっと進んできました。Ⅳ:実際編を展開していったところ原則論に終始してしまいました。
今回こそ、長年使ってきた私達の使用法=適正量を、部位別=筋肉別に、どのようなしわに対して使うかを、細かく説明していきます。そこで顔の上方から順を追っていきます。
額の横しわ:ボトックスは、これまでの何回か説明しましたが、筋肉の動きでできるしわを筋肉の動きを弱めることでできにくくする薬です。まず額の横じわは前頭筋という筋肉が寄せます。この筋は眉毛の上から、生
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切らない鼻翼(小鼻)幅縮小術は、簡単に受けられます。今回の症例提示は2年越し-
切らない鼻翼縮小術は、簡単に受けられると強調したいので、またまた、2度目の追加手術をした症例を提示します。2度目を受けられるということは簡単に受けられることの証明でもあるからです。さらにいうなら、2度受けると後戻りの程度が格段に少なくなることもこれから提示できると思います。
まず1回目の経過の画像を提示します。症例:24歳女性。2年前の手術です。
上図は左が正面、右が下方視。鼻翼最大幅は37㎜
上図が術後。
私は術中にも計ります。30㎜にしました。
しかし、2週間で後戻りが起きてきて、36㎜。どうもよく笑うとのこと。「後戻りの原因はこれですね。」というと、「それはそうかも知れませんが、前は笑ったときにやたら
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