さて前回のお題で三つの提議をしましたが、回答を書き連ねます。
第一題として、 「重瞼術の切開法は永久的か?」と聴かれれば、「そうあるべきです。」と答えます。重瞼術とは、挙筋と皮膚または眼輪筋最浅層を連絡し、開瞼力を眼瞼浅葉に伝達する構造を作ることです。私の2000年の博士論文に記載して、USAのAesthetic Plastic Surgery略してAPS,訳すと美容形成外科に投稿した世界で認められている説ですから、間違いありませんよ。英語ではTransmissionと表現しました。そう自動車のエンジンの力を車輪に伝える装置ですよね。同様に挙筋の開瞼力を皮膚に伝える装置=生物ですから構造と言っておきます。これがあるかないかが、二重瞼と一重瞼の間の変異だと論文で述べました。
タイム
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重瞼術切開法は永久的か?。眼瞼下垂手術を併施すべきか?。目頭切開の必要性は?。そのⅠ
私にかかる患者さんに、何故眼瞼下垂症例が多いのか。一重瞼は眼瞼下垂症を伴なっている事が多いと、提唱しているからなのか?。私がここで症例提示する際に詳細に経過を追っているから、結果を見て、読者が理解納得されるから、受診されるのか?。さらに目頭切開眼瞼下垂の原因となる蒙古襞を治すZ-形成法による目頭切開術が効を奏しているために、希望される方が多いのか?。そうだ、前に目頭切開の仕組みを図で詳しく説明したのが、解りやすかったのかな?。
いずれにしても、提示する症例に眼瞼下垂を伴う一重まぶたで、蒙古襞の拘縮をZ-形成法による目頭切開で治すと同時に、どうせ切開するので、重瞼術を切開法で、挙筋前転法を加える患者さんが、多くなっています。
但し、あくまでも、患者さんの希望に応じて行うし、私は詳し
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目力は男らしさを醸し出しますよね!
本日は若年男性の症例を、提示します。
22歳で、細面で、細身。今どきの若者の典型です。ただし、いかんせんメヂカラがない。何度も何度も申し述べてきましたが、一重まぶたは、皮膚性眼瞼下垂です。そして多くの一重まぶたの人は蒙古襞が被さり、また多くの一重まぶたの人は、狭義の眼瞼下垂つまり、眼瞼挙筋筋力の低下も伴っています。
これまで何度も述べてきましたが、半年前のブログなんか誰も見ないようで、患者さんからは何度も同じ質問をされる、という事は何度でも説明する必要がある、ということなので、もう一度、説明いたします。一重まぶたの人は、そういう構造に出来てしまった。遺伝的要素がほとんど影響しています。人はどちらかの親に似ていますが、その要素のうち、瞼の感じはかなり近いでしょ?。日本人を含む、東ア
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美容医療の’真髄’Ⅱ 顔のの輪郭を分析しますⅠ。—輪郭は3次元—実際編
顔面の輪郭は、表面からいうと、皮膚(表皮と真皮)、皮下脂肪、筋膜と筋、骨、それに口では歯が決定していますよね。
皮膚の厚さはせいぜい3㍉ですから輪郭を左右しませんが、加齢で皮膚が伸びる(弛緩し、面積が増え、下垂)すると、輪郭が変形します。皮下脂肪は厚さに個体差があり、顔ではFat Padと言い、ブロック上の脂肪体がいくつかあり、これは輪郭を左右します。もちろん加齢で変位します。筋や筋膜は厚さはそれなりで、特に咬筋は加齢や歯ぎしりなどで肥厚したり、運動筋ですから鍛えたら厚くなります。また、筋や筋膜はトーヌスと言って覚醒時には無意識に収縮して形態を保っていますから、形を保持しています。加齢で弛緩してくると下垂してきて、輪郭形態にまで影響してきます。これらの要素は、変化します。前にも述べた「
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美容医療の神髄Ⅸ-歴史的経緯第8話- ”口頭伝承話”その8
「新幹線整形」に対して父と私は何度も細かく検討し、一つの方法論を見出して行ったものです。
自分史として、この時(昭和53年前後)の会話は、もう36年以上前ですが重要点は覚えています。前回の記述は、60%会話の記憶で、残りはその後の動勢に対する認識が反映した内容です。
とにかく父が言った今も言葉が明瞭に鳴るほど覚えているのは「早くお前も美容整形を出来る様になって二人で二院で新幹線整形しようぜ。」です。当時私は高校卒業時で、医学部にも入る前、その後医学部に入ってからも何回も言われました。
医師になる前の昭和60年代にもよく言われました。でもー、形成外科で勉強したいな。いきなり父と二人で診療できるのー?。「新幹線整形」の夢は潰えて行ったのでありました。その間にはさらなる新しいモデ
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