2014 . 1 . 9

切る手術と切らない手術 切る、打つ、埋めるは基本

昨今、患者さんから切るか切らないかの手術法の違いの質問をよく受けます。これまで歴史上説明してきましたが、美容医療の萌芽の時代から、切る手術と切らない手術は併存してきたのですが、切らない手術を好しとする傾向から、紹介する機会も多くなったのです。池田先生のブログで、101人の名医のインタビューでも、語られています。、切らない手術がいいのではなくて、切らない手術でいい結果と持続性をもたらせなければならないという事です。今回その理由を説明します。 美容医療で求められる形態改良の方向として、足すか引くかと、挙げるか寄せるかがあります。部位別に例えれば鼻なら、もともと足りない鼻を足すとか、大きい鼻を寄せるとかが必要な形態のケースが多いです。瞼なら、挙げて目を大きくしたい、横を寄せて大きくしたい、弛
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2014 . 1 . 4

2014年(平成26年)は、どんな年になりますでしょうか?

私は、余り時候の挨拶などは交わさない方で、新年だから、おめでたいとは、感じない方で。ただし国家が休めと言っているので、休業しています。通常傷病者は、日時を問いませんから、10年前までの病院勤務時には、年末年始も完全休業とはいかなかったものです。これは医療の特性からして、当然と言えます。 数年前までは、食事処は三が日は休み、買い物店も例えスーパーでも休んでいました。生鮮品は入らないので当然です。でも今日は平成26年の1月4日ですが、元日から、ファミレスのほとんどや、スーパーのほとんどが営業していました。 私達は、親が同地に居たので、里帰りの場所が無く、年末年始も自宅に居ます。または、うまく日程が合えば、家族旅行などもしたいものです。我が家でも4日の休みを家族でどうやって有効に過ごそ
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2013 . 12 . 25

切らない鼻翼(小鼻)幅縮小術は、簡単に受けられます。その2=1ヶ月後

今回行った切らない鼻翼縮小術の症例は、実は2回目の手術です。だから逆に、症例提示として皆さんに役立つ経過をお示しできると思います。 この症例は、昨年3月に1回鼻翼縮小術を行いました。左下図が術前下方から、右下図が術前正面像です。ご覧になるとお判りかと思いますが、鼻翼切除術も併用しています。 左下図が術直後下方から、右下図が正面像です。 術前の鼻翼最大幅40㎜を術直後34㎜に狭めました。鼻翼基部で2.5㎜の組織除去も併用しています。 これが術後1週間では下の二図の様に37㎜まで戻っています。実はこれが予定量でした。 そして、1年9カ月が経過しました。37㎜で保たれていますが、さらに縮小を求められました。そこからは、最上部の図6枚に戻
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2013 . 12 . 24

まぶたの機能と美容医療 総集編Ⅱー重瞼術は必要。埋没法がいい?、切開法がいい?。どっちも可愛い!ⅳ

続いて! もう一度三症例を提示します。 それぞれの症例の中期結果をご覧いただきました。 術後1ヶ月から3ヶ月前後の経過です。その前に、いい機会なので術後経過の原則、その機序について述べておきましょう。 通常どんな手術でも平均的な経過の機序があります。先ず、48時間がヤマです。これはどんな侵襲でも当てはまります。打撲、傷、骨や関節のねんざ、骨折でも、傷の修復機転においては48時間は、腫脹、疼痛、内外出血、発赤などの症状が亢進し得ます。あくまでもし得るので、防ぐ手でてはあります。冷却と挙上(心臓より高く置いておく)です。顔の手術(もちろん瞼を含みます。)なら、枕を高くして寝るだけでも腫れを軽くします。以前に無理して、座って寝た患者さんがいましたが、確かに腫れません
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2013 . 12 . 23

まぶたの機能と美容医療 総集編Ⅰー重瞼術は必要。埋没法がいい?、切開法がいい?。どっちも可愛い!ⅲ

この数ヶ月、目頭切開を併用した眼瞼下垂手術の症例を提示させて頂きました。 今般3症例とも術後経過写真を撮らせて頂きましたので、本日ブログ上に取り揃えました。3症例の、術前と現在をお示しします。 症例1 26歳、女性。 術前診断:一重瞼、皮膚下垂強い。挙筋活動距離は10mmとやや低下。眼裂縦径(第一眼位=正面視)は7mm 眼裂横径24ミリ、内眼角間37ミリ。角膜中心距離60ミリ。蒙古襞の拘縮強い。前頭筋常時収縮とChin up そのため若年にしては皮膚伸展。 9月11日手術:控えめの重瞼線=瞼縁から4.5ミリ(臥位で皮膚無緊張下)で切らない眼瞼下垂手術。目頭切開は一辺4.5ミリのZ-形成法 現在約3ヶ月の経過:眼裂縦径8mm 内眼角間距離34mmと満足な結果で目力
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