古来は医療というのは、怪しいもので、神懸かりだったり、気持ちの問題だったり、科学的ではなかったのです。
本来生命や、機能を保全する事は、国家や為政者に取って必要な事です。兵隊を減らさない。労働者に元気に働いてもらう。この為に医療は便利です。その事に気付いた集団のリーダー=王でも、君でも、社長でもありです。)は、医療を利用しようと考えるのは当然です。
文明開化以前にも、日本では江戸時代には、医学を目指した者はいました。町医者と御典医です。経験則から医療をしていました。ちなみに私の四代前は福島で地域医療をしていたそうです。欧米では、ルネッサンス期に、東アジアでは文明の萌芽と共に、日本では明治維新後に近代医学が科学的に発展しました。
日本では、後付けで西洋医学をまねたので、制度が
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まぶたの機能と美容医療ⅩⅢ 眼頭切開と切開法眼瞼下垂症手術5 -症例供覧ー これは難しい症例ですが、経過は良好です。
2週間前に切開法による眼瞼下垂手術と抵抗緑解除の為に目頭切開した症例の経過写真が得られましたので、ご報告します。
まだわずかに無い出血が残っていますが、メイクで隠していました。まぶたはよく開き、患者は「世界が変わった。」と言います。写真では意識的ですが、おでこの力が入らなくなり、眉毛が下がっています。よく見ると、瞼縁の引き締めている点が上がり過ぎていますが、これは治ります。
切開法で2週間では、経過的に変化します。腫れ=腫脹が軽減して、内出血は来週には消えます。強すぎると感じる挙筋力は神経がが調整して、丁度良くなります。そもそも、日本人では開瞼幅はバリエ—ションが広く、正常下限は8㎜ですが、私は10㎜です。力の入れ具合はシチュエーションで変わり、体調によっても変わります。
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美容医療の神髄Ⅵ-歴史的経緯第五話- ”口頭伝承話”その5
美容整形は戦後高度成長期に乗って発展しました。形成外科は戦後に戦傷外科から外傷外科、そして美容医療の一部を担って存在してきました。どちらも形態改善医療であるから、オーバーラップしていて、少なくとも、機能改善をも目的とする疾病対象の医療である形成外科診療において得られる知識や経験は、美容外科医療を行う際に必要不可欠であることはこれまでにも、このブログで再々述べてきました。
昭和50年代に形成外科と美容外科が標榜されたとき私は、これでまともな医療として見てもらえると期待していました。しかし、広告宣伝合戦と、多店舗展開という、ビジネスの世界に向かってしまったのは、前回詳述した通りです。私が医学部であった昭和50年代に情勢は急展開していったのです。私は父とよく、この状況について話し込んでいまし
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腋臭症(ワキガ)と多汗症(汗の臭い)Ⅰ
汗:人間は恒温動物ですから、汗によって体温調節しなければなりません。ですから、汗は人間らしさの特徴であります。体内で産生したエネルギーのうち余分を排出する。外界から熱エネルギーを受けても、体温を上昇させないようにする。その時熱い汗を出し、蒸発させて気化熱を奪うことで熱エネルギーを排出する。これができないと高体温となってしまいます。近年、毎年夏になると話題になる熱中症。昔は熱射病と言いました。高い温度にさらされ続けて、汗での体温調節ができないか、汗を出し続けて脱水になる状態。体温が上昇すると、脳は簡単に壊れはじめます。悪化すると死に至ります。
つまり発汗は人間にとって大事な生命維持機能なのです。しかし、臭いを伴います。水だけでなく、有機物を含むからですが、その割合は体内の組成により個体差
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まぶたの機能と美容医療Ⅻ 眼頭切開と切開法眼瞼下垂症手術4 -症例供覧ー これは難しい症例ですが…。
難しい症例を提示しますから、評価はいかがでしょう?。正直言って「上手イッ!」とは豪語できません。でも私は、ここまでできますと皆さんに見てもらいたくて、提示します。もちろん、短期結果だけでなく、見ていって下さい。
症例は他院のやり直し例で、「眼瞼下垂を指摘され、埋没法を受けて治したはずなのに、眼が大きくなっていない。」とのことで来院されました。「えゝ⤴、またそれ!?」っと困る私。「わたしブログ見ました。ここならなんとかできそうだから、診てください。」っと言われては、「診ていきましょう、頑張ります。」と言うしかないですよね。
さっそく診察と所見:眼裂横径は26㎜で、内眼角間37㎜と離れていてる。開瞼は7㎜、MRD2.5㎜で開瞼不良。LF=挙筋滑動距離は11.5㎜と先天性要素もあり得る
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