2018 . 3 . 8

口周りの手術は定番ですが、口囲は様々な要素が重なります。

口周りの手術のブログ掲示が引き続いています。口周りの手術は最終兵器ですと申し上げてきましたが、考えが変わりました。患者さんにとって、口周りの手術が最終兵器なのではなくて、私が患者さんにとっての最終兵器として使われてきました。私は駆け込み寺みたいな所です。その目的は様々ですが、多くは二次修正も兼ねての症例でした。いくつかの例を挙げますと、創跡の問題や、創跡の位置の問題。不適切な手術選択に対する適正な手術の要望。デザインミスに対する修正。不適切な医師に依る治療の結果の後戻りや創跡が目立つ等々です。更に他院での手術後の修正の中の二例は、私の先輩が作ったの跡と、私の北里大学時代の教え子の跡でした。世の中は狭いのです。アッといけない。私の初療後に切除不足で追加手術した例もありました。その症例は満足され
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2018 . 3 . 7

やはり長い白唇は切除術が適切!、そして口角は上手に挙げましょう!

口周りの手術が大流行りです。本ブログに多くの症例を提示しています。中でも白唇部での口唇短縮術と口角挙上術を組み合わせる手術を多数提示しています。実は本症例の患者さんは当院をお気に入りで、これまでいくつかの治療を受けてきました。その間この私の書いている院長ブログもご覧いただいていて、口唇の手術は任せたいと希望されました。嬉しいかぎりです。そうなれば、術前検討の為に、念入りに計測して、よく視診して、デザインプランを頭に入れておかなければなりません。綿密で楽しい診療です。 症例は38歳、女性。口周りはこれまでに鼻翼の外側切除術を他院で受けている。口角も他院で引き上げ済だが、創跡が見える。白唇部の長さが気になり、約1か月半前にまず上唇小体手術を受けてみました。1.5㎜だけ短くなった気がする。元
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2018 . 3 . 3

口周りの手術は連携します。艶やかな女性を更に美しく!

本症例の患者さんは、素敵な女性。美容外科治療のファンですが、これまでの治療に満足していない面がある様です。私を訪ねて、口周りの治療を求めてきました。口周りの手術は最終兵器ですが、まだ他にしたいことがあります。単純に白唇部短縮術と口角挙上術の併施は受けたいのは診れば判ります。口周りに付随して、既往の手術後に治したくなった他の部位もあります。全体的な評価は後段にして、まず外鼻から簡単に説明します。 本症例の治療順は口周りの修正としての鼻翼縮小から入りました。その後の経過を診て形態が判明した後に口周りの手術に到りました。ついでに眼瞼の修正をしましたがそちらはブログ提示の契約外なので割愛します。 症例は41歳、女性。若返りを求めて来院されました。まず美容的な評価をします。上下眼瞼、口元等
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2018 . 3 . 1

美容医療の神髄-歴史秘話第107話-”口頭伝承”:美容整形屋と美容形成外科医”その82”「地方都市25:美容外科医は辛いよ!」

前回からは永らく経っていました。このブログシリーズは歴史を書いているのですが、どうもこのところ自分史になり始めました。しかも最近モニター症例が多く、症例供覧の為にブログ記載が手一杯でしたから、歴史編を書く時間がなかったのです。 再開してA美容外科大分院の話しを続けます。 私が院長に就任したのが、平成14年4月。借金の契約をしたのが7月。10月にA美容外科グループのオーナー(要するに金主)であるKb.氏がグループの総帥であるA美容外科コンサルタント会社理事長Kd.氏を退場させました。各院は独立採算になりました。ストーリーは進みます。 その後の各院の診療は従来のまま続けられますが、それまでは医師が行き来していたのに、原則的に各院に常勤となります。美容外科クリニックは医師が居れば診療が
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2018 . 3 . 1

美容医療の神髄-歴史秘話個人編-美容整形屋と美容形成外科医「番外編:美容外科医の家族は辛いよ!、現代編1」

美容外科医の家族は辛いよ!は、母が亡くなって追悼と供養の為に書いてみました。辛かっただろうと思います。そういえば追悼分に於いて私は、父へも母へも「敬愛する母」とか「尊敬する父」とかの称号を使いませんでした。別に父母に恨みを持っているの訳ではないのですが、感謝こそすれ、軽蔑と半々なので、この言葉は載せませんでした。 まとめるなら、父のことは大好きでした。でもいつも遊んでくれたのに、いなくなって寂しかったのです。そして私を医師、それも約束に従い美容形成外科医にしてくれたことには感謝しています。しかしその後はことあるごとに話し合い、一緒に仕事もしましたが、父子での仕事は楽しい半面と、医学的には呆れる半面が交錯していました。母とは長い間ともに居たので、空気みたいなものです。誰でもそうでしょう?
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